最初に本記事で唯一(?)役に立つ情報を紹介しておくと、『宇奈とと』が店舗限定でやってる「ちょい飲み」はマジで良い! 上のポップを見ればお分かりのように、1000円・1250円・1500円の3種展開で、1番安い1000円のセットでも「うな串」が付いてくる。

まぁ、「宇奈ととの うなぎはちょっとなぁ〜」って人にはオススメしないが、低価格帯のうな丼の中で『宇奈とと』はかなり優秀だと個人的には思う。なので、今回取り上げる「ちょい飲み」も実に嬉しい存在なのだが……。

そう思って油断していたら、会計が3倍になってしまった。何があったのかを以下で紹介しておきたい。

・狙いは1000円のセット

これまた最初に言っておきたいが、以下は決して言い訳ではない本シリーズで何度も言ってきたように、「失敗の原因と分析」なので、その点を心に留めた上でご確認いただきたい。


さて、ここ最近の東京は暖かくなったり寒くなったりを繰り返しているが、私が宇奈ととを訪れた日はやばい冷え込みだった。10月ながら、天気予報では12月上旬並みの寒さとか言われているような日だ。

それでも「ちょい飲み」したかった私は店に向かった。ちなみに「ちょい飲み」セットを取り扱ってる店舗は新宿センタービル店、上野店、錦糸町店、中野店、北千住店、立川店、九条店、南森町店、本町店の合計9店舗(2022年10月24日時点)


私は職場近くの新宿センタービル店に入店。席に着くと、すぐさま一番安い1000円のちょい飲みセットを注文……と思ったのだが、その瞬間自分が恥ずかしくなった


「うな丼を590円で出すような店でケチってどうする?」という気持ちが芽生えたからだ。もしかして、私はとてつもなく無粋なことをしてるんじゃないだろうか?

……と考えれば考えるほど1000円のセットは違うんじゃないかという気がしたので、1500円のセットに予定変更。そこからドリンクを確認したところ……


ビール、ハイボール、レモンサワーなどなど。どちらかといえば、暑い日により美味しいと感じるドリンクが多い。ただ、ちょい飲みのセットに生ビールがあるのはありがたい。「ビールは対象外」なんて店もあるしなぁ……と思いながら生ビールで。


それから数分後。うまき(ハーフ)が来た。


どうやら、セットとはいっても一度にドンと来るのではなく、出来上がり次第出てくるようだ。OK。仕事でなければ全然構わない。

ただ今はいちおう仕事なので、全部揃った画(え)を押さえなくてはいけない。つまり、テーブルに全てが揃うまで待つ必要がある。

その時間があまりに拷問だったので、ビールをちょい飲んだりして待つこと約10分。ようやく……


全てが出揃った。もう、見るからに最高である。高いうなぎ屋さんで同じようなものを頼んだら5000円以上はするんじゃないだろうか? というようなラインナップ。


それがたったの1500円。そりゃあ味に関しては「高いうなぎ屋さん」には劣るだろうけれど、個人的には十分。なんの不満もない……が! 

強いて言うならば、ビールだと体があまり温まらないことだろうか。夏の暑い日だったらこれでバッチリなんだけどな、と思いながらメニューを見ると……!



おでんを発見!!


知らなかった! 「宇奈とと」がおでんを売っていたなんて……!! これは一度味を確かめておかねばということで、5点盛り(630円)を注文。


口に運ぶと、もうその瞬間から体があったまる! コレよコレ! うなぎ&おでん。マジで最高。文句なんて一切ない。あろうはずがない……が!


強いて言うならば、うなぎ&おでんという最強コンビの魅力をより引き立たせる「日本酒」が不在であることだろうか。もし、このテーブルに日本酒さえあれば……日本酒さえあれば……!


あればぁぁぁああああああああああ!!!!







こうして、日本酒が入ったことで体はポカポカになると同時に、自制心はユルユルに。そうなったら財布の紐が締まろうはずもなく、最後は普通に「うな丼」を頼んで合計金額は3000円強。


うなぎで飲んで3000円なのだから、普通に考えればかなり安く済んだとも言える。ただ、あの日もし暖かかったら……ここまで予定が狂うこともなかっただろう。

というわけで、宇奈ととで「ちょい飲み」をするときは天気に気をつけた方がいい。あと、「不満はないけど強いて言うならば……」という心の声。こいつはマジで厄介だから気をつけろ! 現場からは以上です。

参考リンク:宇奈とと
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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