大の甘モノ好きの私(佐藤)は、大抵の甘味を受け入れることができる。とくにアイスに関してはどんな味でも許せるのだが、最近出会ったある味は……、う~ん難しかった。

その味というのは、たらこスパゲティの専門店「東京たらこスパゲティ」のオリジナルアイス「東京めんたいミルクアイス」である。名前が示す通りに明太子が入ったミルクアイスだ。アイスを愛す私でもコレは……

・たらスパの専門店

私は甘いモノ好きであると同時にたらこスパゲティ好きでもある。当然、東京たらこスパゲティの存在は以前から知っていた。行かなければ! と思いながらも、今まで1度も訪ねることができていなかった。

というのも、渋谷のお店はいつも行列で店前を通るたびに断念していたのである。ただ、最近になって池袋店はそこまで並んでいないことを知った。


開店時刻の11時に訪ねると余裕で入ることができたぞ! ここがあの東京たらこスパゲティか~。


メニューを見てみると、さすが専門店! 創作たらスパがズラリと並んでいる。たらスパってこんなにいろいろアレンジできるもんなんだね、たらスパ好きを自負しながら知らなかったよ。



・食べ方を探求したい

頼んだのは、期間限定の「4種のたらことお出汁のスパゲティ」(税別1290円)。それに2種のおばんざいとサラダ(もしくは炊き込みご飯)のついた「スパゲティ定食」(+税別200円)だ。


麺の上には「生たらこ」が丸ごと1本と「炙りたらこ」。それに「たらこと昆布の旨煮」、さらに麺には「ばらこ」が散りばめられている。これにお出汁をかけて、スープスパゲティとして頂く。


炙りたらこがウマそうだ! ガブリとかぶりつくとトビコの食感とあいまって、プチプチとした食感がたまらない! 魚卵、大好き!!


生たらこもやはり豪快にかぶりつくべきだろうか? いや、これはバラして、麺に馴染ませるとしよう。食らいつきたい衝動を抑えて、麺の上にバラバラと展開しよう。


その上からザーっと出汁をかけ、混ぜて全体の味を馴染ませる。


ヨシ、これで準備完了。麺を頬張ると、怒涛のたらこ食感に悶絶! たらこ感、ハンパねぇえええ!!


しかしながら、これがベストな食べ方かどうかは疑わしい。もっとスマートに、しかも美味しくたらこを堪能する術があったのではないだろうか? 4種ものたらこがあるのに、持て余してしまったのではないだろうか?

東京たらこスパゲティ初心者の私は、食べ方に改善の余地があることを感じながら、この1皿を平らげた。次回はもっと上手く食ってやる。


・めんたいミルクアイスは……

そしてデザートは「東京めんたいミルクアイス」(税別280円)である。まさしく「ゆりかごから墓場まで」を地で行く締めの一品だ。トコトンたらこを食わせるという気概がうかがえる。


ベースはミルクアイスクリーム。ところどころに赤い点々が見えるが、どうやらこれが明太子らしい。食べてみると、濃厚なミルクアイスの甘さが口に広がる。そしてアクセントの明太子が……、ピリリと辛い! アイスが甘い分、余計に辛さが際立って感じられる。


ただ、アイスとたらこを同居させるのは間違いじゃないかと思う自分もいた。いたずらに味の衝突を招いている気がしてならない。付属の最中(もなか)で挟んでも、やっぱり味のケンカを緩和できない。なぜアイスにしたのか……


アイスはちょっと私には合わなかったけど、たらスパの新しい可能性を感じさせるお店だった。たらスパ好きはチェックして欲しい。池袋店は渋谷店よりスムーズに利用できるぞ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 東京たらこスパゲティ 南池袋店
住所 東京都豊島区南池袋2丁目27-3 第一青木ビル1・2階
時間 11:00~23:00(L.O.22:00)

参考リンク:東京たらこスパゲティPRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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