ふわっとしたスポンジ、甘くトロける生クリーム、そしてみずみずしいいちご。ひんやりしたいちごのショートケーキのウマさはまさにご褒美。そこにショートケーキがあれば積極的に冷やしたいのは私(中澤)だけではあるまい。

しかしながら、この度、レンチンして食べるいちごのショートケーキに出会った。えっ、逆に!? これ色々大丈夫なの? ちょっとよく分からなかったので実際にレンチンして食べてみた結果……。

・ローソンオリジナル

そのショートケーキを見つけたのは職場前のローソン。気晴らし程度に店内をぶらぶらしていたところ、冷凍食品のコーナーにスイーツがあることを発見した。ローソンオリジナルの冷凍食品でスイーツのシリーズがあるの知らなかったなー。それくらいの気持ちでショーケースを見てみると……


いちごのショートケーキがある……!

アップルパイまでは分かるのだ。しかし、いちごのショートケーキってレンチンで復活するものなのだろうか? 温かかったら逆に嫌なんだけど。

・詳細

しかも、冷凍食品って凍らせてるわけだから、水っぽくなるものも多い。すなわち、スポンジ的にも大分不安である。マジで事故臭しかしないのだが……。そこで逆に購入してみた。価格は税込み495円なり。

ショートケーキはプラケースに入っているので皿とかに乗せなくてもそのままレンチンできるのは便利だ。パッケージの作り方を見ると、どうやら、レンチンと言っても10秒くらいな様子。500Wの場合、1個10秒で2個15秒との記載だ。職場の電子レンジは500wなので15秒レンチンしてみた。

・レンチンの結果

しかし、ここまで短時間のレンチンは初めてかもしれない。なにせ、デジタル式じゃない職場の電子レンジではメモリの調節が難しかったレベル。出来上がりは温かくなるのか、それとも……? と、考えているうちにレンチンが終わったので取り出してみたところ……

どうやら、湯気とかは立っていないようだ。見た目的にはレンチン前とそんなに変わっていない。持った感じも別に熱くはなかった。逆に、レンチンが足りてなくて冷凍のままだったらどうしよう? 味がどうなっているか確かめるためには食べるしかないだろう。ええい、ままよ! パクリ!!

甘くまろやかな生クリームの味が口に溶けるように広がる。スポンジケーキもふわっとしており、1度冷凍して解凍したものとは思えない。普通にショートケーキである。SUGEEEEEE!!

いちごは酸っぱくて味としてはちょっと残念なものだが、それでもみずみずしさを感じられるのは凄い。味は残念なのにその鮮度に技術の進歩を感じずにはいられないのである。知らないうちに冷凍食品はここまで来ていたのか。

・客観的な判断を見てみた

これ、ひょっとして、知らなければ冷凍食品と分からないのではないだろうか。そこで亀沢郁奈記者に冷凍食品と知らせずに食べさせてみた。このショートケーキ、どう思いますか?

亀沢記者「え? 普通じゃない? なんか普通と違うの? 強いて言うなら、スポンジに入ってるいちごジャムがいいね。あっ!」


──何かわかりましたか?


亀沢記者「いちごが酸っぱい?」

──というわけで、本当に冷凍食品ということはバレなかった。ちなみに、亀沢郁奈記者は、ロケットニュース24のランキング企画「グルメライター格付けチェック」で現在2位。そんな猛者でも見破れないレベルの復活度であることが分かる。

冷凍食品感はほぼない本商品。調べたところ、現状、関東・甲信越地域のみで取り扱われているもののようだ。いちごの味さえなんとかなれば全国制覇も夢ではないが、私は信じている。「すぐにいちごもウマくなる」と。ここまでやれたんだからきっと大丈夫。ローソン、お前ならやれるさ。行こうぜ、冷食の向こう側へ。

参考リンク:いちごのショートケーキ
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.