みなさん、ごきげんよう。ここ数年、アフタヌーンティーが大人気ですわね。プチ贅沢として、ホテルのラウンジやカフェで豪華なアフタヌーンティーセットを楽しむのは至福の時間……。

だけど人気のアフタヌーンティーは予約必須ですし、お値段もけっこうしますわよね……。ってことで、贅沢貧乏なアタクシは、安いアフタヌーンティーやお家で楽しめるアフタヌーンティーを追求しておりますの。

今回、お家アフタヌーンティーのお供として紹介するのは、成城石井で見つけた「ブランデーバター」でございますわ!

ボロは着てても心は錦の精神でいきますわよ!


・成城石井で見つけましたわよ!

アタクシ、なんにも買う予定がなくても、成城石井や紀ノ国屋に行くのが大好きなんですの。成城石井の惣菜コーナーをぐるっと見てまわって、美味しそうな記憶と空気だけを体にインプットして、自宅で料理する……なんてセコ技を使うこともありますわ。

とくに、成城石井は紅茶やジャムの種類が豊富なところにときめきますわね。

そんな成城石井パトロールのときに見つけてしまったのがウェルシュレディの「ブランデーバター」(税抜599円)ですの。

ジャムやスプレッドのコーナーにひっそりと置かれていたけれど、海外製らしい可愛らしい瓶や「スコーンにつけると美味しい」のPOPを見たら、居ても立っても居られなくなって、気づいたらスコーンやクロテッドクリームと一緒にレジに持っていっていましたわ!


・クロテッドクリームみたいなものかしらん?

スコーンにつけるものといえば、クロテッドクリームですわよね。

あれがあるだけで、お家アフターヌーンティーが格上げしますけど、売ってる場所も少ないし、賞味期限が短いのが困りものですわ。おにぎりじゃあるまいし、いくら好きでもジャパニーズピーポーは毎日スコーンなんて食わねえでございますもの……。

いっぽうの「ブランデーバター」は常温保存が可能(開封前のみ)。

長期保存がきくなら、贅沢貧乏的にはありがたいことこのうえないですわね。中に入っている材料を見ると


・砂糖
・バター
・ブランデー

というシンプルな構成。

フタを開けると、バターのミルキーな香りとともに、ほのかにブランデーの香りが漂いましてよ。思ったよりもオレンジっぽい爽やかな香りですわね。

使い始めは油が分離していることがあるので、よく混ぜたほうがいいとのこと。(余談ですけどフタが死ぬほど固くて、頭の血管がブチ切れかけましたわ!)

ぐるぐるっと混ぜると……あら、砂糖のジャリジャリ感が目立ちますわね。ほのかに砂糖が入ってるくらいかと思っていたから意外でしたわ。

・ブランデーの香りが漂って……ん?

さっそく紅茶を淹れたら、温めたスコーンにブランデーバターを塗っていただきますわ!

クロテッドクリームと同じようにブランデーバターをスコーンにたっぷり塗って、ひとくち……。


温められたぶん、ブランデーとバターの芳醇な香りが口いっぱいに広がって……


「あ、あ、甘い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」


なんですの!!!!!! これ!!!!!!!!!!

お嬢様から井戸田潤になりかけるくらい甘いですわ! 美味しいけど、スコーンがジャリパンみたいになってビックリですわよ……。

「クロテッドクリーム」みたいに甘さのほとんどないものを想像してたら、えらいことになってしまいましたわ。そうでしたわ、海外のお菓子って日本のものよりも甘いんですのよね……。

香りがよくて美味しいけど、甘さが強いから付ける加減が難しゅうございますわ……。

合わせるスコーンは甘さ控えめなもの、紅茶も砂糖は入れないがよさそうでしてよ。


・なかなか上級者向けの味でしたわ……

個人的にはスコーンにつけるよりも、食パンに塗ったあと焼いて「ラスク風シュガーバターパン」にして食べたほうが美味しく頂けましたわ。お砂糖とバターがこんがり焼けて、飴がけみたいにサクッとしますの。リンゴをフライパンで焼くときに使っても美味しそう。

ちなみに本場イギリスでは、クリスマスシーズンにブランデーバターをクリスマスプディングにつけて食べるそうですわよ。甘いものにこの甘いバターをつけるとしたら、なかなかカルチャーショックですわ。この濃厚な甘さとブランデーの香りは、秋〜冬にかけて良さそうでございますけど……。

好き嫌いは分かれそうでございますけど、異国の香りを味わってみたいレディース&ジェントルメンはお試ししてみてはいかがかしら? それではみなさん、ごきげんよう。

執筆:贅沢貧乏 御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.