リンガーハットの名物と言えば、ご存じ「ちゃんぽん」である。その完成度はあまりにも高く、長崎出身の当サイトの記者・御花畑に「長崎で美味しいちゃんぽんの店ってありますか?」と聞いたところ「リンガーハットです」と即答していた。
ゆえに「リンガーハットの期間限定商品」は、なかなか本家を凌ぐまでに至らないというジレンマがある……のだが。2022年9月5日より発売開始となった『秋の彩りちゃんぽん(890円)』はかなりウマい! その理由はリンガーハットの初の “酸辣湯スープ” だ。
・本家があまりにウマすぎる問題
あたり前すぎて執筆すらしていないが、私、P.K.サンジュンは最低でも週1回はリンガーハットに足を運んでいる。やや不規則な生活でも「野菜たっぷりちゃんぽん」を食べれば即座にリセット! その安心感と安定感は異常とさえ言えよう。
もちろん味の方も申し分は無く「常に90点以上のクオリティ」をキープするリンガーハットの技術力は流石の一言。他にタンパク質多めのメニューがあれば、週2回通うこともやぶさかではないほどリンガーハットのちゃんぽんはレベルが高い。
一方で、本家ちゃんぽんの完成度が高すぎるあまり「期間限定メニューが本家を超えられない問題」があることも事実。冷やし系は比較対象にならないが、期間限定系で本家ちゃんぽんよりウマいのは「牡蠣ちゃんぽん」「ほたてとあさりのちゃんぽん」くらいではなかろうか?
・本家レベルにウマい
そんな中、新商品として登場した『秋の彩りちゃんぽん』はかなりいい線行ってる! 褒めてつかわす!! これは「リンガーハットグループ創業60周年記念メニュー第2弾」として展開されているメニューで、9月5日から順次発売となっているようだ。
注目はリンガーハット初となる「酸辣湯スープ」が使用されていることで、それなりにビシッと効いた酸味が非常にウマい! トロみがある酸辣湯スープと麺が絡み合い、最後まで酸味が楽しめることが最大の特徴だ。
正直な話、この酸辣湯スープを20~30代の方が「ウマい!」と言うかはわからない。……が、酸味に目覚め始めることが多い40代以降の方ならば、酸辣湯スープは高確率で刺さるのではないだろうか? ズバリ「レギュラー入りを狙えるウマさ」だと申し上げておこう。
・月見に要注意
ただし、1つ注意点もお伝えしておく。酸辣湯スープのちゃんぽんには温泉タマゴがトッピングされた「彩り月見ちゃんぽん(990円)」もあるのだが、温泉タマゴが酸辣湯スープの酸味を消してしまう副作用があった。
よく言えばマイルドになるものの、悪く言うと味がボヤけてせっかくのキリッとした酸味が失われるため、個人的には「温泉タマゴ無し」をオススメしたい。逆に酸味がやや苦手な方は、温泉タマゴありがいいハズだ。
なお、同じく酸辣湯スープを使用した「秋の彩り皿うどん(890円)」もかなりウマい。当然、月見だと酸味が半減してしまうので「酸辣湯」をしっかり感じたい人は温泉タマゴ無しを推奨する。
冒頭でもお伝えした通り、リンガーハットは本家のクオリティが異常に高い店である。……が、酸辣湯スープは真面目にレギュラー入りを狙える逸材ではないだろうか? やや地味な感は否めないが、味はすこぶる良きであった。
というわけで、満足度がかなり高いリンガーハットの酸辣湯スープちゃんぽんと、酸辣湯スープの皿うどん。しつこいようだが、40代以上の「酸っぱいの好きになってるわ~」という方に自信を持ってオススメだ。
参考リンク:リンガーハット
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.