今年のリンガーハットは仕掛けが早い。2021年4月22日、みんな大好きリンガーハットが『冷やしちゃんぽん』の発売を開始した。お察しの通り、夏の定番メニューが例年よりも前倒しになっての登場だ。

何を食べても外すことがないリンガーハットであるが『冷やしちゃんぽん』の安定感は普通に異常! さらに今年はパワーアップしているというから絶対に見逃せない。というわけで、発売開始直後の『冷やしちゃんぽん』を食べてきたのでご報告しよう。

・前倒しで登場

暖かくなってきたこの時期から夏場にかけて、とかく「冷やし麺」が美味しい季節になってきた。冷やし中華、おろしそば、ざるうどん……。専門店は当然として、コンビニの冷やし麺も外すことはほぼない。個人的には「1日3食冷やし麺」も上等です。

さて、ただでさえウマいことが確定している冷やし麺だが、リンガーハットの『冷やしちゃんぽん』は1ランクも2ランクも上のクオリティを誇っている。なぜなら、ちゃんぽん麺もモチモチ感が冷たいスープとバシッとマッチするからだ。

さらに今年は麺の量が200グラムから300グラムに増量! 創業以来最大となる87億円の赤字を出しているというのに「麺を増量しつつ前倒しで発売する」ということは、リンガーハットが「冷やしちゃんぽんでV字回復を狙っている」と考えるのが自然だろう。そして……


冷やしちゃんぽんにはそのポテンシャルがある!


数年前から欠かさず『冷やしちゃんぽん』を食べ続けている私、P.K.サンジュンは「どうせウマいんでしょ」と思っていたが、今年はさらにウマい! なぜなら最新版の『冷やしちゃんぽん』にはいくつかの仕掛けがしてあったからだ。

・山椒風味のピリ辛オイル

1つは「ピリ辛オイル」で、味変が楽しめること。これまでは備え付けのラー油やお酢を使って味変が可能だったが、今年はさらにバリエーションが増えた。マイルドなスープにキリリと辛い山椒風味のピリ辛オイルのアクセントが光る。

お次に、麺の歯応えがパワーアップしている点も素晴らしい。モチモチを超えてギュギュっと弾力のある麵からは「絶対に伸びねえゾ!」という強い意志を感じた。スープもシャキッと冷えており、これからの時期のクールダウンにはもってこいの仕上がりだ。

加えてリンガーハットの得意技「国産野菜」が1杯に161グラム使用されて790円なら満足度はかなり高い。いいか、コンビニの冷やし麺でも500円はするからな? こっちはこのクオリティで790円だからな? もちろんテイクアウトもOKだ。

・最強のツートップ

なお、現在リンガーハットでは『冷やしちゃんぽん』と同時並行で「ほたてとあさりのちゃんぽん」も展開している。こちらも絶品レベルの激ウマちゃんぽんだから、興味がある人はぜひご賞味いただきたい。週2でリンガーハットは決まったな!

この『冷やしちゃんぽん』と「ほたてとあさりのちゃんぽん」を同時に走らせている事実だけ見ても、リンガーハットは虎視眈々とV字回復を狙っていることがよくわかる。いわば両メニューはリンガーハットが放った2トップ。リンガーハットは本気だ。

参考リンク:リンガーハット公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.