2020年9月3日、つまり今日! みんな大好きリンガーハットに新メニュー『トムヤムクンちゃんぽん』が登場した。トムヤムクンちゃんぽんは昨年8月に期間限定で登場したメニューで、今回はおよそ1年ぶりの復活ということになる。

記者は昨年も『トムヤムクンちゃんぽん』を食べてみたが、正直に言って全く同商品をオススメできなかった。だが、今年のトムヤムクンちゃんぽんはイイ……! それには味でも価格でもない、たった1つの理由があるからだ。

・約1年ぶりに復活

あたり前の情報かもしれないが、リンガーハットの期間限定メニューはどれもかなり優秀なことで知られている。例えば「かきちゃんぽん」「あさりちゃんぽん」「冷やしちゃんぽん」などは、どれも文句のつけようのないクオリティであった。

しかもリーズナブルなお値段とくれば、もうリンガーハット様には頭が上がらない。「長崎ちゃんぽん」と「皿うどん」の2大エースに加え、期間限定メニューも激ウマ! 国産野菜うんぬんを抜きにしても、リンガーハットには絶対的な支持を得る理由がある。

・安定のリンガーハットクオリティ

で、新発売となった『トムヤムクンちゃんぽん』は今年も安定のウマさである。酸味がやや強めのトムヤムクンスープと、なめらかちゃんぽん麺の相性はまさに抜群。あえて濃厚なスープにせず、この時期にピッタリのテイストに仕上げて来るあたり、さすがはリンガーハット様と言えるだろう。

具もなかなかのボリュームで、トムヤムクンには欠かせないエビもしっかり2つ入り。さらに今年は昨年までの水菜ではなく「パクチー」がトッピングされているから、より本格的なトムヤムクンに仕上がっている。トムヤムクンが苦手でなければ高確率で満足できるハズだ。


あ、さて──。


・昨年と大きく違うところ

ご覧のように今年の『トムヤムクンちゃんぽん』もかなりイイ出来であるが、実は味自体は昨年も同じくらいのレベルはあった。パクチーと水菜の違いはあれど、全体的な味わいはさほど大きく変わっていない。

……にもかかわらず、昨年記者はトムヤムクンちゃんぽんを1回しか食べなかった。タイ料理大好き、トムヤムクンも大好き、リンガーハットも大好きな記者が “ある理由” で「2度と食うかボケェェエエエエエ!」と盛大にブチギレたのだ。

その理由とは「スモールサイズしか販売していなかった」こと。麺を大盛りに出来ないとか、大サイズ不可とかではなく、なぜかトムヤムクンちゃんぽんはレギュラーサイズの販売をしていなかった。味うんぬんではない、率直に「少なすぎる」これが2度とトムヤムクンちゃんぽんに手を出さなかった理由だ。

・なぜかスモールしかなかった

そのワケをリンガーハットの広報にまで聞いてみたこともあったが、個人的にはいまだに腑に落ちていない。実は2019年のリンガーハットは「新商品はなぜかスモールサイズのみ販売」にこだわっていた時期があり『トムヤムクンちゃんぽん』はその先駆け的なメニューであった。

謎のこだわりは数カ月続いたが、今年の『トムヤムクンちゃんぽん』は心配ご無用。スモールサイズも用意されてはいるものの、税別690円のレギュラーサイズが普通に販売されている。さらにプラス100円で麺を大盛りに出来るから、今年は味も当然としてボリューム的にも大満足、というワケだ。

というわけで、今年の『トムヤムクンちゃんぽん』は隙のない完成度だから、特にトムヤムクンが好きな人には自信を持ってオススメしたい。まだまだ残暑が厳しいこの時期、気になる方は1度試してみてはいかがだろうか? 今年のトムヤムクンちゃんぽんはいいゾ!

参考リンク:リンガーハット
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.