名前は知ってるけど、行ったことのないお店を訪ねる「人生で初めて」シリーズ。行ったことのないお店を改めて洗いだしてみると、思った以上にたくさんあることに驚かされる。高級中華レストランの「銀座アスター」もそのひとつだ。
都内を中心に大手百貨店に出店しており、レストランだけではなくデリカショップも展開している。そのアスターに行って、北京ダックを頼んだらその姿にビックリした! こんな風に出せるのね!?
・北京ダックの姿
銀座アスターは1926年創業の歴史ある老舗中華レストランである。銀座に昭和元年に本店を構え、以来現在までに30店以上を展開している。もうすぐ100年! 従業員数は契約社員を含めて約1400名。大きい会社だね!
私(佐藤)が訪ねたのは「プティシーヌ上野」だ。ほかよりもちょっと小さ目の店舗である。いきなり銀座本店に乗り込んでもよかったんだけど、銀座アスター初心者だから小さいお店でデビューすることにした。
さてメニューを見ると、ランチセットの「桂花(けいか)」(税込2420円)がお得そうだなあ。季節のおすすめセット「芙蓉(ふよう)」(税込3960円)というのもあるね。
そのほかアラカルトの注文も可能だ。さすが高級店、町中華と比べて値段は2~3倍高いかも。
今回注文したのは炒飯と餃子、それから北京ダックである。価格については実物の写真と一緒にお伝えしよう。では、出てきた順番に紹介するぞ。最初に来たのは北京ダックだ。
見よ! これが北京ダックであるッ!!
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あ! こういうものなんだね
ここに来るまで北京ダックを何となくしか知らなかったんだけど、1人用で頼めるものなんだね。1切が税込880円でした。北京ダックは1羽単位で注文するものだとばっかり思ってたよ。
味はぶっちゃけて言うとよくわからない。焼いたアヒルの皮を、小麦粉の皮で包んでるんだけど、薄く切っているからなのかアヒルの肉の味が全然しなかったな。タレは美味かったよ。
食べた経験がないから全然上手く言葉にできない……。それでなくても、グルメライター格付けチェックで成績の悪いバカ舌の持ち主なので説明できない……。
続いて来たのが餃子、2個で税込550円でございます。
ちょっとお高い気がするけど、一般的な餃子よりもひと回り大きいかな。
食べると肉汁がブワっとあふれ出てきた。餃子を食っているというよりも、小籠包を食っているような汁のあふれ具合。薄皮なのに、しっかり中身を閉じ込めている。高い技術の成せる技なのかもしれない。
そして最後が炒飯、スープとザーサイ付き。
いまだかつて、これほどまでに具材の大きさが揃った炒飯を見たことがないかもしれない。そして焼き色も全体的に均等だ。米粒はかすかに油をまとっているけど油っぽくなく、水っぽくもない。
食べると、めっちゃ軽い! 口に入れたときの感触がとても軽やかだ。具材の間にたくさん空気を含んでいるような気がする。
極端に表現するなら、「パラパラ」よりさらに上の「サラサラ」とした米粒のほどけ方をしている。我が人生で1、2を争うくらいの上質な炒飯だった。その値段は税込1980円でした。価格は人生で1番です。
ということで、北京ダックは1切から注文できるとわかった。気軽に北京ダックを楽しみたいなら、銀座アスターに行くべきだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 銀座アスター プティシーヌ上野店
住所 東京都台東区上野3-24-6 パルコヤ 6F
時間 11:00~15:00 (L.O. 14:30) 17:00~22:00 (L.O. 21:00)
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:銀座アスター
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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