突然だが、屋内でゴキブリなどのデカイ虫を退治したとき、その後の処理に困ったことはないだろうか。やつらを捨てようにも、どうやって拾い上げたらいいものか……。ティッシュで包もうとしても、掴んだ感触が指に伝わってきてしまうし、なにより近づきたくない。

毎夏、虫嫌いの筆者はこの問題に頭を悩ませていたのだが、『虫虫ゲッター』という捕虫器に出会ったことでストレスが激減した。虫を掴んだときの嫌な感触がほとんどなく、ある程度の距離を保ちつつポイッとできるため、いざというとき心強い味方になってくれるのだ。


・虫虫ゲッターの特徴

『虫虫ゲッター』はライフル銃のようなビジュアルで、長い銃身の先端にはデカイ虫をガシッと掴む特殊ブラシがある。グリップ(レバー)を押し込んでいくと、先端のブラシが開き始める。握って、離すだけ。離せば一気に閉じる。シンプルな操作性で使いやすい。

ブラシの毛先は、L字型とストレート型の二重構造になっているので、デカイ虫をがっちりキャッチしてくれる。

また、ブラシの先端からグリップまでは約64cmあるので、虫との距離をちょうどよく確保できて安心だ。


・デカイ虫の後始末

それでは、どんな感じにキャッチできるのか試してみよう。筆者が思うに、虫虫ゲッターは動かなくなった虫に対して効果的である。殺虫スプレーなどで動きを封じてから捕まえるのがいいだろう。

このようにブラシの毛先でぐるりと囲んだら、握っていたグリップ(レバー)を離して……

一気にキャッチ! 一瞬すぎて掴んだ感触はまったくと言っていいほどない。

特殊ブラシがゴキブリをしっかりとホールドしているので、ビニール袋へ運ぶ間に落下してしまうことはまずないだろう。

後はポイッと捨てるだけ。簡単に後始末が完了!

この虫虫ゲッター、一見おもちゃのように思えるかもしれないが、デカイ虫を難なくキャッチして捨てることができるので、1度使ったら手放せないレベル。ちなみに筆者はかれこれ7年ほど愛用しているが、まったく壊れる気配がない。耐久性もよくて、頼れる相棒だ。

その他、64cmと長さがあることで高いところにいる虫に対しても効果てきめん。蛾やクモ、ムカデなども捕まえられるし、樹脂製だからサビの心配がなく海や川で使えるのもサラッとスゴい。

現在、Amazonやヨドバシカメラなどでは、だいたい2000円くらいで購入可能。もしデカイ虫の後始末で悩んでいたら、試しに虫虫ゲッターを使ってみるのもいいかもしれないぞ。 

参考リンク:高芝ギムネ製作所
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.