ふたたびスーパー『西友』に戻ってきたのには理由(ワケ)がある。心の底から信頼しているメーカーの蕎麦が売っていたからにほかならない。

そのメーカーの名前は『はくばく』。いつぞやか雑穀米だかにハマっていた時、桁違いにウマかったのが『はくばく』の十六穀米だった。それはもう本当にレベルが違った。なので強烈に印象に残っているのだ。

そんな『はくばく』が販売者の欄に名を連ねた干し蕎麦を西友にて発見。製造者は長野県の『株式会社 霧しな』であるが、きっとその味を信頼しての「はくばく販売」なのであろう。はくばくを信じて、買ってみた!

商品名は『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』で、価格は税込218円。1人前あたり109円と、スーパーで売っている干し蕎麦の中では平均的な価格設定。パケには「はねるような食感!!」や「手もみ風の食感」、「香り立つ石臼挽きそば粉使用」など、魅力的な文言がズラリと並ぶ。


麺は不揃い。


湯を沸かし、5分ほど茹でれば……

完成!


して、そのお味は──


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完全にしてやられた。最初に言わせて欲しい。「家そば」の「家」から出られたかどうかと聞かれたら、まるでサザエさんばりに、外めがけて裸足で駆けて行った……! というか、これは、なんなんだ? そばなのか?

どんな味なのかを非常にわかりやすく言うならば、「うちのじーちゃんが作ったうどん」みたいな味がする。塩っけが絶妙というか。もちろん、そばである。そばなんだけど、うどん、みたいな。さらにさらに!

コシもすごい。しかも、食感が面白い。まさしく「はねるような食感」であり、あっという間に1人前ペロリ。記事のための蕎麦食で、即「おかわり」を決意したのは連載史上初のこと。しかもである。

この蕎麦、つゆにつけないで食べるのが一番うまい……。なんなら、「塩」をパラリとふりかけて食べるのが一番うまい……!! こんなに美味い干しそばが、なんとスーパーの「西友」で売られていたなんて……。

とにかく感動。そして思う。さすが「はくばく」であると。雑穀米も美味けりゃ蕎麦も美味い。こうなりゃ、うどんも麦茶も美味いに決まってる。私の中での「はくばく」の株が、またもドーンと高騰した。裸足ではねてく陽気な羽鳥♪ まいりました!


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24