先日とうとう辛さが兵器レベルに到達した「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」 が販売されて、相変わらず世間を大いにざわつかせているペヤング。
その先駆けとなった商品で、10年以上販売され続けているのが「ペヤング 激辛やきそば」だ。そして10年という時を経て「激辛やきそば」は、なんと焼き海苔となって販売されていた! その名も『バリバリ職人 ペヤング激辛焼きそば味』。
果たして再現性はいかに? 実際の商品も含めていろんな食材で食べ比べたら、昨今のペヤングの方向性に疑問を感じる結果にたどり着いた……。
・大森屋の「バリバリ職人」シリーズ
ペヤングの製造メーカーと言えば、言わずと知れた「まるか食品」だ。しかしこの『バリバリ職人 ペヤング激辛焼きそば味』は、大森屋という創業95年の老舗食品メーカーの「バリバリ職人シリーズ」として販売されている。いわばコラボ商品というやつだ。
私(耕平)がこの商品を見つけたのは、以前どハマりした万能調味料を見つけた近所のスーパーで買い物をしていたとき。同じ「特別提供品」として陳列されていた。
お値段はこのスーパーの特別価格で税込322円。「これは気になるぞ……」ということで、速攻で購入。
ペヤングとのコラボ商品は、以前にも「ペヤングやきそば味のチータラ」を食レポしたことがあった。しかし今回は焼き海苔という、チータラに比べたら親和性がありそうな食材なので、期待できるのではないだろうか?
・いざ実食!
それでは、いただいてみることにしよう。
フタを開けると、20枚くらいの焼き海苔が入っている。そしてツーンと辛味が鼻を突く。うん、これは期待できそう……と1枚、口に運んでみる。
「うん、なるほど。」
コラボ商品だけあって、何となく本物に寄せてきている感はあるが、特筆すべきではないなと思った数秒後……
辛ぁぁぁぁぁぁ!!!!!
そう、ペヤングの激辛シリーズは後から来るのが特徴。この時間差も含めて再現度は高いと思われる。そして個人的に食べた焼き海苔の中では、間違いなくNo.1の辛さだ。
・たどり着いた真理
それでは味の方は本物にどれだけ近づけているのか? を確かめべく「ペヤング 激辛やきそば」と食べ比べることにした。
お湯を入れて、待つこと3分。
完成。
まずは海苔を食べて……
その後、「ペヤング 激辛やきそば」を一口。
なるほどね……麺と海苔でもちろん食感は違うが、前述の通り後から来る辛味の抜け加減は、やっぱり再現性はバッチリと言えよう。
それでは次に、「ペヤング ソース焼きそば」との組み合わせはどうだろうか? 試してみることにした。
完成したソース焼きそばに、海苔を乗せて……
焼き海苔を麺で包んで一口。
うん! 相性は良いと言えるのではないだろうか。そもそもペヤングには「ソース焼きそばと激辛やきそばのハーフ&ハーフ」という商品があるくらいなので、この相性の良さは納得がいく。
次にシンプルに白米と食べてみる。
イートイン!
おっ! こちらも悪くない。「味海苔+ライス」とシンプルな味わいに慣れた舌に、変化球を投じる意味合いでは全然アリだ。そして「激辛焼きそば」「ソース焼きそば」「白米」の三角食いを進めていくと、焼きそば勢がちょうど半分の量に到達する。
こうなったら、やることは一つ。そう「ハーフ&ハーフ」だ。
全力で混ぜて……
「激辛焼き海苔」を乗せて……
食す!!
そう、これだよ、これ! ちょうどいい辛さだ。
最近のペヤングは「獄激辛シリーズ」を発表したことで、極端な辛さを追求するスタイルになってしまっている。だが、ペヤンガーが求めている辛さって、本当は「ソース焼きそばと激辛やきそばのハーフ&ハーフ」くらいの “旨辛” レベルのものではないだろうか?
さらにそこに、青のり代わりの『バリバリ激辛焼き海苔』があれば最高だ。
てな感じで、今回は「焼き海苔(バリバリ職人)」によるコラボ商品だったが、逆に「ペヤングのソース焼きそば」バージョンのコラボ商品も食べてみたいと思った次第。まるか食品さん、大森屋さん、いかがでしょう?
参考リンク:大森屋「バリバリ職人 ペヤング激辛焼きそば味」
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.