先日、筆者はとある旅館に宿泊した。

京町屋をリノベーションして作られたというその宿は、サイトに載っている写真を見ただけでもオシャレさがビシビシ伝わってくる。個人的に和の雰囲気が好きなこともあり、宿泊をとっても楽しみにしていた。

そして、待ちに待った宿泊当日。普段なかなか触れる機会のない京町屋に泊まれるの楽しみだな、部屋で何をしようかな~とうきうきしながらチェックインすると……え、待って待って? 

おもてなしが手厚すぎて浄化具合が半端ないんですけど?????


・旅館 東籬

こちらが宿泊した「旅館 東籬(とうり)」さん。北野天満宮や晴明神社にほど近い上京区に存在している。

玄関をくぐった瞬間……

和!

和!!

和!!!

まだ玄関を入ったばかりなのに、和の要素のオンパレード!!! 女将さんに案内してもらい、滞在する「青松」のお部屋に到着。扉を開くと……

お、落ち着く~~!!!!!!!!

広々とした部屋にはほんのりとお香の香りが漂っており、リラックスできることこの上なしの環境だ。こんなの伸び伸びするしかないですやん、思う存分ゆっくりするぞ~などと思っていたら……

お茶菓子つきのお茶が来た。淹れたてのお茶はホカホカで、外を歩いてきて冷えた体にしみわたる。

このときは「えっ、わざわざこんなおもてなしをしていただいていいんですか? ありがとうございます!」などと思っていたのだが……これはまだまだ始まったばかりだったのだ。


・おもてなしの供給過多

その夜、筆者はなぜか本格的なお茶室にいた。

なんと、女将さんが自らお茶を点(た)ててくれるのだという。「作法はお気になさらずくつろいでくださいね」と言っていただいたけれど、凛とした空気に飲まれて終始ガチガチに固まってしまっていた。

それもそのはず、筆者の茶道経験は皆無。お茶菓子を食べるタイミングも全く分からなかったのだけど、「『お茶菓子をどうぞ』と言ったら食べてください」とのこと。

女将さんが洗練された動きでお茶を点てていく。は~、茶道ってこんなに無駄のない所作でお茶を点てていくんだ……などと考えていると、いつの間にか綺麗な緑色をした抹茶が完成していた。

目の前でできあがった抹茶は、まろやかな苦みでとってもおいしい! 人生において、そう何度も経験できないであろう貴重な時間だった。

ちなみに抹茶の写真は、緊張していたせいで撮り忘れた。申し訳ない……。

その後も、お風呂に入る際は直前にお湯を張ってくれたり……

朝食の時間を事前に伝えておくと、できたてほやほやのご飯が並んでいたり。数々のおもてなしのおかげで、宿泊期間中は日常を忘れ、とにかくゆっくり京都の時間を楽しむことができた。


・現在は値下げキャンペーン中

なお、こちらの旅館では2022年3月25日まで宿泊料が値下げされているとのこと。

今回筆者が宿泊した「青松」のお部屋を例にとると、土・日・祝日に宿泊する場合は通常1人2万1500円が必要となる。しかしキャンペーン中は1人1万5800円。6000円近い割引となるので、かなりお得だと言っていいだろう。

筆者も今回は割引料金で宿泊したけれど、通常料金でももう1度宿泊したいと思える本当に素敵な宿だった。

皆さんも京都に旅行される際はぜひ! 旅の疲れが吹き飛ぶと共に、雅な思い出が作れること間違いなしだ!

参考リンク:旅館 東籬
執筆:うどん粉
Photo:旅館 東籬、RocketNews24.
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▼今回は2泊3日の旅だった。これは2日目の朝食

▼手作りの唐揚げがとってもおいしかった! 通常は朝食では提供されていない(併設されているカフェのメニューとして提供されている)のだけど、「この唐揚げも美味しそう」と言ったら快く変更してくれた

▼食事をした部屋の窓からの景色

▼いたるところに和の要素が

▼水回りもとてもきれいだった

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