「日本のブラジル」こと、群馬県の大泉町。グルメから街並みまで、その全てが「ブラジルすぎる」ことは以前の記事でお伝えした。かなりガチな海外旅行気分が味わえるので、興味がある方はぜひ1度足を運んでいただきたい。
さて、今回はその大泉町で出会った衝撃のグルメをご紹介しよう。それは『BENTO(べんとう)』──。立ち寄ったスーパーで偶然発見した怪しすぎるグルメであったが、これがまさかの激ウマ! しかも価格が213円とは……暫定で「日本で1番ウマい213円の弁当」と断言していいだろう。
・南米食材のスーパー「カサブランカ」
大泉町にはいくつかのブラジル風のスーパーが存在する。以前の記事でご紹介した「キオスケ・ブラジル」もその1つだし、今回の記事の主役『BENTO』を発見した「カサブランカ」も南米の食材を扱う割と大きめのスーパーだ。
「カサブランカ」の特徴は、ブラジル食品のみならず、ペルーなどの南米食材を取り扱っていること。スーパーの中には格安でシュラスコ食べ放題がいただけるレストランが併設されているなど、こちらも大泉町では必ず立ち寄りたい激アツスポットとなっている。
・ぶっちゃけ、超怪しい
その「カサブランカ」で南米食材を物色していると、店の隅っこで怪しげな商品を発見。そこには『弁当 BENTO』とだけ記されており、価格はまさかの231円。おいおいおい、ちょっと待ってくれ。悪く言うつもりはないが、これ以上怪しい弁当は見たことが無い。
BENTOは2種類があり、1つはご飯の上に肉やタマゴがトッピングされたもの。そしてもう1つが「マカロニミートソース」だけが詰め込まれたタイプである。後者はまだわかるが、前者は見た目も価格もネーミングも “怪しさの三冠王” と言っていいハズ。だって、普通にメチャメチャ怪しくないか?
当初、私(P.K.サンジュン)は『BENTO』を華麗にスルーしていたのだが、同行したYoshioが「いいじゃん、いいじゃん!」とノリノリだったため、とりあえず買ってみることに。まあ231円なら外れてあたり前。マズかったとしても余裕で諦めがつく。
だがしかし……。
予想に反して『BENTO』はウマかった……いや、激ウマであった。帰京してから電子レンジで温めて食べただけではあるが、特に怪しい方がめちゃめちゃウマい! 思わずYoshioと2人で「ウマッ!」「やべえ!!」と笑いが止まらなかったことを記述しておく。
・信じがたいウマさ
ライスはいわゆるインディカ米で、サラサラと軽い口当たりが好印象。そこにグリルした「豚」「牛」「ソーセージ」などが雑にトッピングされているだけなのに、これかやたらとウマい!! 特に超あらびきソーセージからにじみ出る脂と香辛料は、日本ではない “本場の味” がした。
予想に反して「マカロニミートソース」の方はそこまでのインパクトは無かったが、怪しい肉の『BENTO』はガチでウマすぎた。231円でこれよりウマい弁当はちょっと思い付かないし、たぶん無い。そう思えるほど231円の『BENTO』は最高オブ最高な弁当であった。
ちなみにYoshioは「今度行ったら10個くらい買ってくる」と言っているし、私も「週1のランチにしたい」と心の底から願っている。大泉町に出かける予定の方は、これだけは覚えておいて欲しい。「カサブランカで売ってる213円のBENTOはガチである」と──。
参考リンク:大泉町観光協会「カサブランカ」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.