私が『ヨーグルッペ』について知っているのは「パッケージに女の子の絵が描かれている」という1点のみ。しかし『ヨーグルッペ』という商品名にはどこか人の心を惹きつける愛らしさがあり、「いつか買ってみたい」と思っていた……そして買わぬまま年月が流れてしまった。
ヨーグルッペの製造元『デーリィ(南日本酪農協同株式会社)』が販売する2022年福袋は4種類。中でも私は今回、一番品数の多い「バラエティ福袋」3700円(送料込み)を購入することにした。ヨーグルッペ初体験にしてデーリィ商品制覇! これが大人のやり方!
・クール便来たる
注文から3日後。デーリィ福袋はクール便で届けられた。
知らなければこれが福袋だとは絶対に思わないであろう、段ボールに商品がゴロゴロ詰まったストロング・スタイルだ。
カラフルでカワイイ飲料・乳製品が全21品! 自販機でたまに見かける『愛のスコール』ってヨーグルッペと同じデーリィの商品だったのか〜!
オマケとしてロゴ入りトートバッグと……
スコールの歴史が一目で分かるクリアファイル、ファンにはたまらないオリジナルステッカーが同封されていた。どれもレトロでカワイイねぇ!
ちなみに公式通販サイトの価格を参考に、21品の単品での金額を合計してみると……約3800円という結果になった(単品販売されていない商品もあったため正確には算出できず)。よって単純に考えれば「グッズのぶんだけオトク」という計算が成り立つことになる。
が、しかし! 冷静に考えると、ほとんどの地域ではこれほど多くのデーリィ商品を取り扱う店舗が存在しない。通販は通常1000〜2000円の送料がかかる(地域によって異なる)から、送料が含まれていることを加味するとかなりお得にデーリィ商品をゲットできるチャンス、と言えるのではないだろうか。
・中身を一挙ご紹介
それではバラエティ福袋の全21品を一挙ご紹介。なおデーリィは宮崎県に本社を置くブランドで、九州地方を中心に展開しているらしい。
まずは念願のヨーグルッペ。初めて飲むその味は、ヨーグルトというよりカルピスやヤクルトに近い印象を受けた。あまりガブガブ飲むものではないが、「たまに無性に飲みたくなる」という気持ちはなんとなく分かる。わたし鳥取出身だけど、なぜか懐かしい。
続いてはこちらも有名な『愛のスコール』通常盤と完熟マンゴー味。
『デーリィ牛乳』と『デーリィコーヒー』。コレは中国地方でいう『白バラ牛乳・コーヒー』的な立ち位置なのだろうか?
見たことありそうでなさそうな『デーリィサワー』3種と『LP432ドリンクタイプ』。
『北海道日高フロマージュミルク』『とちおとめとミルク』『高千穂牧場ミルクティー』『高千穂牧場カフェ・オレ』『高千穂牧場のむヨーグルト』。どれもおいしそうな顔をしている。
『牧場の瓶ヨーグルト』シリーズからプレーンと福岡あまおう苺。ここまでくると完全に初見。
『スイートヨーグルト』3個パックと『高千穂牧場ヨーグルト濃密仕立て』。
最後は最も値が張る『高千穂バター』と『高千穂 発酵バター』だ。
・賞味期限短すぎ問題
ちなみに注文段階では全く想定していなかったのだが、福袋の中には賞味期限が2021年内に切れてしまうものも多数含まれていた(購入日は12月15日)。
とりあえず最も寿命の短いヨーグルトから…………ク、ク〜ッ! 超濃厚!! レアチーズケーキのようなコテコテに重たいタイプのヤツである。おいしいけどガブガブ飲んだら鼻血が出そう。
逆にバターはサッパリしているものの、やはりムシャムシャ食べるには気が引けるカロリー表示。乳製品だから賞味期限が短いのも当然なのだが、いかんせん1人で消費するには数が多い。
ってことで、当編集部の皆さんと手分けして消費することに。
福岡出身の原田記者にとってデーリィ製品は幼い頃から慣れ親しんだ思い出の味らしく、しきりに「懐かしい」を連発しながら大量に消費してくれた。目にはうっすら涙が浮かんで……いた可能性も否定できない。
九州以外ではなかなか手に入らないデーリィ製品。一度試してみたい人はお得な福袋を狙うべし!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.