京都の老舗中華そば専門店、新福菜館。地元民のみならず観光客にも大人気、果ては関東にまで店を進出させる無双っぷりだ。関西住まいの記者も、時たまお世話になる。

お昼時に京都駅前に行くことがあればお邪魔する程度のライトユーザーだが、好きな店のひとつだ。そんな新福菜館が2021年11月24日、セブンイレブンとのコラボ商品を発売したという。これは要チェックやで!! 


・新福菜館の匂いがする

先に伝えておくが、今から紹介する商品は近畿のセブン限定だ。店舗により取り扱いがない場合や、販売地域内でも未発売の場合があるようなのでご注意を。


このたび登場するは、中華そば(税込594円)とヤキメシ(321.84円)の2品。新福菜館本店による監修だ。商品を手にレジに並びパッケージ越しに商品を覗くと、ちょっと太めの中華麺と黒いヤキメシが見える。

パッと見、店のアレじゃないか。これは期待が高まるぜ。いそいそと帰宅し、レンチンして蓋を開ける。なるほど×100。これ、新福菜館の匂いやん……!!


・とても気に入りました

肝心の味はどうだろう。まずは中華そばから、いただきます。お馴染みの黒いスープと、並みの割にはモサッと入ったチャーシュー。そしてもやしに、たっぷり目のネギ。


器こそ違えど、間違いなくビジュアルは新福菜館だ。期待に胸ふくらませながらズズズと麺をすすると……めちゃウマ! 思った以上にめちゃウマ!! このレベルの中華そばがシレっとコンビニに並んでいるなんて。

恐ろしい世の中になったもんだ。相変わらずのしょう油ベースのスープに、しっかりと絡む麺。そして味が染み染みのチャーシュー。ニンニクの味が尖がっている気がしないではないが、許容範囲だ。


とまあ多少の違いはあるものの、残念には思わない程度。わずかな差だ。個人的には新福菜館の中華そばであると、堂々と公言できるレベルの仕上がりであると感じた。

店でいただく場合は750円であることを考えれば、並ばず近場のコンビニにで手に入ることもあり、十分すぎる程に十分ではなかろうか。こちらの商品、ワタクシ、とても気に入りました! 


・ヤキメシもすごい

そして忘れてはならない、ヤキメシ。新福菜館において、中華そばに並ぶ人気を誇るメニューだ。見た目は上にも書いた通り黒く、店で見るものと近い。


しかしあのヤキメシと言っておきながら、焼きめしのようでそうではない味は出せるのだろうか。不安に思いながら口に入れると、いらぬ心配だったことを痛感。

これはほぼ、あのヤキメシですわ。しょう油味が効いたこの味は、まさしくアレですわ。いやはやどうしたら、作り立てでもないのに近しい味が出せるのだろう。


思わず「すっげーな……」と口をついていたことは、言うまでもない。新福菜館の力か、コンビニ飯の進化がすさまじいのか、はたまた両方か。

わからないが、とにもかくにも新福菜館セブンコラボは大当たりだった。近畿圏内のみなさんは、早めに試すが吉だぞ。

参考リンク:セブンイレブン 新福菜館本店監修「ヤキメシ」 「中華そば」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼近畿圏のセブンイレブンで販売中

▼新福菜館本店監修 中華そば

▼店同様具だくさん。チャーシューは5枚入ってました

▼お馴染み黒いスープ

▼ヤキメシも美味しかった! 

▼こちらも相変わらずの黒さ

▼久しぶりにお店に行きたくなりました