ユニクロといえばファストファッションを代表するアパレルブランドだ。服を買いに行くお店な訳だが、今後ただ服を買いに行くだけのお店ではなくなるかも!?
というのは、2021年9月にリニューアルオープンした東京・銀座のグローバル旗艦店にユニクロ初の飲食業態が誕生した。その名も「ユニクロコーヒー」だ。もしかして、将来的に全国の店舗でもコーヒーを出す日が来るのでは……。
・生花に続いてコーヒー
ユニクロは衣料だけでなく生花の販売も始めている。公式HPによると2021年10月15日の時点で、「ユニクロフラワー」は銀座店だけでなく、都市部を中心に10店舗で展開している。新しい業態に挑戦するのはコーヒーが初めてではないのである。
銀座店の入り口には、最上12階にコーヒー店があることを示す看板がある。さて、どんな形のお店を構えているのだろうか?
12階に上がると、エスカレーターのすぐ横にカウンターだけの小さなお店があった。メニューを見ると品揃えはそう多くない。
ユニクロのオリジナルブレンド(ホット・アイス 各税込200円)と、数量限定のゲイシャ種ハンドドリップコーヒー(ホット税込450円)。それに銀座ウエストのバタークッキー(税込200円)。以上4点、とてもシンプルな内容だ。
購入したのはオリジナルブレンドとクッキー。小さなイートインスペースがあり、そこで頂くことができる。なおゲイシャ種はその場でドリップするので、5分程度待つことになるそうだ。
スタバなどコーヒーショップと比べると、ブレンドは100円程度安い。しかし味は意外と本格的で、最近質が向上しているコンビニコーヒーよりも美味しいのではないだろうか。コーヒーショップより安くてコンビニよりも美味い。味と価格のバランスをちょうど良いところに定めているようだ。
クッキーは老舗洋菓子店のウエストの商品だけあって、間違いのない美味しさ。買い物ついでにお茶するのには、ぜい沢なくらい上等なクッキーである。お土産に買っても喜ばれるかも。
フラワー同様に少しずつ店舗を増やしていけば、ユニクロコーヒーはそれなりの認知を得ることができるだろう。そのうち「ユニクロにコーヒー飲みに行こう」なんてことにもなるかも。
アパレルに匹敵するブランドに成長するのだろうか? もしそうなれば、既存のコーヒーショップや喫茶店、ひょっとするとコンビニさえも脅かす存在になるかも。いずれにしても、これからが気になるところだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ユニクロ銀座店
住所 東京都中央区銀座6-9-5ギンザコマツ東館1F~12F
時間 11:00~21:00