最近Twtterでゆでたまごの意外な食べ方が話題になっているのを見かけた。その食べ方とは、浅漬けの素でゆでたまごを漬けるというものだ。
え? そうなの!? それ美味いの? 仮に美味いとしたら、ほかの味で漬けても美味くなるんじゃない? ということで、私(佐藤)は浅漬けの素だけでなくドレッシングやウスターソ-スなどにも漬け込んでみた! どれが1番美味くなるかな?
・5つの味に漬ける
私が知っているゆでたまごを美味しく食べる術は煮卵くらいだ。そもそもゆでたまごは美味い! それにさらに美味しさを求めるという発想自体がなかった。
とにかくやってみるっきゃない! 今回チャレンジするに当たって、用意したのは話題の『エバラ 浅漬けの素 レギュラー』、ドレッシングの定番としてお馴染み『ピエトロ ドレッシング』。
変わり種として『カルディ 万能うにソース』。濃い味で選んだのは『ブルドッグ ウスターソース』、それから『今半 すき焼 わりした』の5つだ。
作り方はカンタンだ。まずはたまごをお好みの固さで茹でる。
茹で上がったら袋に入れて、それぞれを注ぎ入れてあとは放置。今回は2時間漬け込んだ、一晩くらい寝かせた方が味はしっかりと浸みるだろう。
……そして2時間が経過した。袋から出してそれぞれの味をみていこう。
■浅漬けの素
まずは話題になっていた浅漬けの素だ。本来の用途は野菜を漬け込むので、野菜の色を損なわないように液体の色は薄めだ。たまごにもほとんど着色は見られない。
半割にして中を見ると黄身にも色は入っていない。むしろ通常のたまごよりも色合いが鮮やかになっているように見える。
味は酸味がやや加わった程度だろうか? 正直な感想としては劇的な味の変化はないかなあ。きっと漬け込み時間が短かったためだろう。とはいえ漬け込むことでサッパリ味に仕上がったゆでたまごは、今までに味わったことのないものだった。
■ピエトロドレッシング
次はドレッシング。ドレッシングの色が白身にほんのりと乗っていて、マダラ模様が浮かんでいる。
半分にすると色は中まで入っていない。だが、酸味は深く浸透している。これはゆでたまごピクルスだな! 浅漬けよりもずっと酸味が強い。個人的には浅漬けの素よりもこっちの強い酸味の方が好みだなあ。酸っぱいものが好きならドレッシングはアリ。
■すき焼わりした
わりしたで漬け込んだたまごは、煮卵のようだ。いや、煮卵そのものだな。
食べてみると味も煮卵。よく考えたら、酒・しょう油・みりん・砂糖などが原材料の液体である。見た目も味も煮卵化して当然。煮ずに作った煮卵でしかなかった。これは試すまでもなかったか……。
■ウスターソース
5つのなかでもっとも濃い色に仕上がったのがウスターソースだ。たった2時間でもかなり色づいた。これを一晩寝かせたら真っ黒になってしまうかも。
色が1番なら味も1番! これがダントツで美味しかった!! 味が濃いからしょっぱくなるのかな? と思ったら、全然大丈夫。むしろこれくらいの濃さでちょうど良かった。
衣のないスコッチエッグ(ゆでたまごに挽肉とパン粉をつけて揚げたもの)みたいな感じで、おかずにも酒のツマミにもなりそうだ。タバスコをかけて食べても良いかもね。
■万能うにソース
味の化学反応に期待してトライした万能うにソース……。
思ったよりも合わなかった。なぜなら生臭いのである。ボトルには「お肉に合う万能和風ソース」と記載されており、食材の味が濃い方が合うようだ。
たまごは肉ほど味が濃くない。まして塩さえ加えてない無垢のゆでたまごだ。うにソースの相方として、ゆでたまごはふさわしくなかったのかも。まずくはないけど、美味しくもない。どっちつかずの味に仕上がってしまった。残念……。
ということで5つの商品でゆでたまご漬けを試した結果、ウスターソースが1番おすすめできる仕上がりだった。ぜひとも1度試して欲しい。「ウスターソースたまご」はイケるぞ!