本日10月22日はアニメの日。これは日本動画協会が2017年に制定したものだ。日本動画協会のサイトによると、日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』の公開日である1958年10月22日にちなんでのものであるという。

昨年2020年の今日、ここ10年のアニメについて個人的に心に残っている作品をまとめさせてもらったが、あれから1年、アニメ史も更新されている。そこで今年もここ1年のアニメをほぼ全て見た私(中澤)が2020年秋アニメ~2021年夏アニメで心に残っている作品をまとめたい

・2020年秋アニメ

安達としまむら
池袋ウエストゲートパーク
呪術廻戦
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
進撃の巨人 The Final Season
戦翼のシグルドリーヴァ
体操ザムライ
ひぐらしのなく頃に業
100万の命の上に俺は立っている
魔王城でおやすみ
魔女の旅々
無能なナナ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

──『進撃の巨人』『ストライクウィッチーズ』『ラブライブ!』『ひぐらしのなく頃に』などの人気作の続編がひしめいた昨年の秋アニメ。

しかし、『安達としまむら』『戦翼のシグルドリーヴァ』『体操ザムライ』『無能なナナ』など新作も負けてなかった。今から考えると神クールであった。中でも個人的心に残ってる度ランキング1位は『無能なナナ』でぜひ2期を作ってもらいたい。

・2021年冬アニメ

ウマ娘 プリティーダービー Season 2
裏世界ピクニック
SK∞ エスケーエイト
蜘蛛ですが、なにか?
のんのんびより のんすとっぷ
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
ゆるキャン△ SEASON2
Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season

──現状で言うと、このクールの覇者は『ウマ娘』である。2期始まってから、アプリリリースまでの勢いは本当に凄かった。ただ、『Re:ゼロ』は言うに及ばず、『無職転生』もこれから語り継がれる作品になるだろう。

『蜘蛛ですが、なにか?』は作画が崩れたり動きがカクカクになるのが目立ったが、話としては毎週楽しみになるくらい面白かったのでランクイン。個人的心に残ってる度ランキング1位はやはり『ウマ娘』。ツインターボに泣かされた人は1億人はいるに違いない。これが諦めないってことだ

・2021年春アニメ

オッドタクシー
さよなら私のクラマー
戦闘員、派遣します!
ゾンビランドサガ リベンジ
東京リベンジャーズ
Vivy – Fluorite Eyeʼs Song-

──2021年春アニメは表と裏があるクールだった。表のブームが『東京リベンジャーズ』だとすると、裏のブームは『オッドタクシー』。派手さはゼロだけど、口コミでじわじわと広がるスルメ感にストーリーの力を感じずにはいられなかった。

なので心に残ってる度ランキング1位は『オッドタクシー』……と言いたいところだが、個人的には『さよなら私のクラマー』を推したい。女子サッカーの抱える問題をグッと来る演出で描いたストーリーに、何度泣かされたか分からない。

・2021年夏アニメ

かげきしょうじょ!!
カノジョも彼女
小林さんちのメイドラゴンS
Sonny Boy
ジャヒー様はくじけない!
100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン
迷宮ブラックカンパニー

──引き続き『東京リベンジャーズ』が盛り上がりを見せた夏アニメ。奇跡の続編『小林さんちのメイドラゴンS』を筆頭に、比較的コメディタッチな色合いの作品が強かったように思う。

そんな中で私が毎週楽しみにしていたのが『かげきしょうじょ!!』だ。神戸にある演劇の名門学校「紅華歌劇音楽学校」の新入生が主役の話なのだが、これが明らかに宝塚音楽学校。関西出身の私としては厳しさにおいて、その名前をよく聞かされてきた。華やかな舞台の光と影的な。

で、物語もそこをうまく描いていてグッとくるのだが、特に好きなのはエンディングで100期生が階段に並んでいるシーン。これ、とてもイメージぴったりなのである。顔が影になっているのも苦悩や挫折を感じさせて良い

主人公ど真ん中の渡辺さらさも良いが、地味キャラな山田彩子が銀橋を渡るのを想像すると泣き崩れてしまいそうだ。良かったなー山田!


以上。書いているうちに思い出して目頭が熱くなってきたのでこの辺でお開きにしたい。それにしても、絞って34作品だったことに自分でもビックリだ。「いまいちだなー」と思ったものも含めると、この1年どれだけの時間をアニメに費やしたのか。すまん、2重の意味で少し泣かせてくれ

執筆:中澤星児
画像:© P.I.C.S. / 小戸川交通パートナーズ