あっという間に2017年もあと数日。アニメは切り替わりの時期で、10月から放送されていた秋アニメが次々と最終回を迎えている。今年最後のクールがもうすぐ終わる。

というわけで、今年放送された200本以上を振り返って、話題になった作品や外せない名作を5つ厳選して紹介したい。2017年を表すのはこのアニメ!

・『けものフレンズ』

2017年冬アニメで放送された『けものフレンズ』。『小林さんちのメイドラゴン』や『リトルウィッチアカデミア』など評価の高い作品がひしめく中、「社会現象」と呼ばれるまでになった。

2期の制作も発表されたが、その後、たつき監督降板騒動が発生し大炎上状態に。よくも悪くも今年最大の話題作と言えるだろう。

・『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』

ひょっとしたら、近年で一番「名作」と呼ぶにふさわしいかもしれないアニメが、『けものフレンズ』と同じく冬アニメで放送された『昭和元禄落語心中』だ。丁寧に描かれる落語家の生きざまは、見終わった後に思わず「人生とは何か?」と考えてしまう。

そんな若干渋く重厚なテーマを描ききる声優さんの演技も素晴らしすぎた。研ぎ澄まされたプロの技が光り輝く宝石のようなアニメ

・『メイドインアビス』

上半期が『けものフレンズ』なら、下半期は『メイドインアビス』だったと個人的には思っている。無垢に真っすぐ困難にぶつかる子供たちと、死と隣り合わせのアビスの絶望的でエグイ描写、美しく描き込まれた背景の対比に深い世界観を感じた。続編制作決定は嬉しすぎる。

・『ボールルームへようこそ』

2017年の名作と言えば、夏アニメから2クール放送の『ボールルームへようこそ』も外せない。競技ダンスの世界を描く本作。内気な少年が未知の世界の扉を開いていく様子は、思わず見ているこちらも熱くなるスポ根系の王道展開だ。キャラの「成長」にむせび泣く親心の芽生える作品

・『冴えない彼女の育てかた♭』

最後の1作品はかなり迷ったのだが、春アニメ『冴えない彼女の育てかた♭』は名作だったと思う。同人ゲームのサークルを描いた本作。ハーレム系の軽い作品と思いきや、クリエイターの苦しみや葛藤がしっかりと描かれていて、気づけば1話ごとに泣いていた

ちょっとした希望を見せた最終回もやりすぎてなく、非常に良い終わり方だと思う。満を持しての劇場版発表には震えた。

──以上、あなたの好きな作品は入っていただろうか。こうして見ると、冬アニメと夏アニメは豊作だったし、「社会現象」と呼ばれる作品もあり、かなりアニメに活気がある1年だったかもしれない。もし、まだ見ていない作品があったらぜひ見てみてくれよな!

執筆・イラスト:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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