ロケットニュース24

AIが作った初のホラー映画を無理やり日本語訳してみた結果 → ヒロインがヤバすぎる……!

2021年10月18日

日々進化を続けているAI。10年後、単純作業系の仕事は全てAIに奪われるという説もある。しかし、この度AIが成し遂げたことは全く単純作業ではない。

なんと、ホラー映画を書いたというのだ。もはやクリエイターもうかうかしていられない。AIの進化はここまで来た! そんな現在地が分かる動画『The First Horror Movie Written Entirely By Bots』をNetflixが公開している。

・「Mr.Puzzles -WANTS YOU TO BE LESS ALIVE-」

この動画が公開されたのはYouTubeのNetflixチャンネルの1つ『Netflix Is A Joke』だ。説明欄によると、40万時間以上ホラー映画を見せたAIが書いたオリジナル作品なのだという。

4分22秒のこの動画。タイトルは「Mr.Puzzles -WANTS YOU TO BE LESS ALIVE-」でCGアニメーションによって描かれている。内容としては、ヒロインのジェニファーが謎の人物Mr.Puzzlesに監禁されクイズを出題されるというもの。

サイコっぽい人物に監禁されるというのはアメリカのホラー映画の定番だ。設定的にはしっかりツボを押さえている感じがする。

・翻訳ライターに日本語訳をお願いした結果

本当はすぐにでも動画を見てもらいたいところだが、全編英語のため、翻訳ライターの田代大一郎に翻訳をお願いしてみた。すると、なにやら苦戦してるっぽい田代。田代いわく「文章がめちゃくちゃ」なのだという

田代大一郎「例えば、動画の28秒でMr.Puzzlesが「Do you want to be a gamer?(君はゲーム参加者になりたいかい?)」と尋ねるところなんですが、ジェニファーはこの問に「No, not that.(いいえ、それじゃないの)」と答えてます。普通は「No, I don’t.」なので、この答は文脈的におかしいです。

でも、読者のために意味を通そうとこの訳をいじると、おかしなことになってしまうので、できるだけ原文のニュアンスを残しますね」

──とのこと。というわけで、『The First Horror Movie Written Entirely By Bots』全編を無理やり日本語に訳してもらった結果、文脈どころかストーリーやセリフも支離滅裂。っていうか、ジェニファーがMr.Puzzles以上にヤバすぎる……!

そんな詳細が気になる方は、こちらのページに日本語訳をマルッと掲載しておくのでご確認いただけると幸いだ。どうやら、映画監督や脚本家はしばらく安心しても良いようである。

参考リンク:YouTube
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

・『The First Horror Movie Written Entirely By Bots』日本語訳

──外見の美しさと体内の血液を持った女性がいます。彼女はチェアーソー(※椅子にチェアーソーをとりつけているのでチェアーソー)の上でぶら下がっており、家具の痛みがそこにはあります。彼女にとって、これはいつものハロウィーンとは違います。

ジェニファー「何が起きてるの? 私はどこにいるの? セクシーなサマーキャンプにいるはずなのに」

──地獄もしくはテキサスで作られたマスクを着けた人形(Mr.Puzzles)が、3つの車輪のついた意地悪な一輪車に乗って現れました。

Mr.Puzzles「やあ、ジェニファーくん。私はMr.Puzzlesだ。君はゲーム参加者になりたいかい?」

ジェニファー「いいえ、それじゃないの。どうして私の名前を知ってるの?」

Mr.Puzzles「君は体を持っている。ジェニファーたちはみんな体を持っている。君はゆっくりチェアーソーのなかに落とされていくんだ。ではクイズだ。チェアーソーに対する解毒剤は君の目の前にある」

~ジェニファーが解毒剤をつかもうとする~

Mr.Puzzles「バカだね。解毒剤は幽霊なんだよ、100年前に死んでるよ。ポルターゲイシャ(※おそらくポルターガイストにかけている)に殺されたのさ。君はクイズNo.1に失敗した。その結果はこれだ」

──Mr.Puzzlesは結果ボタンを突き刺します。すると壁が死んで、中から縄に縛られた男が現れました。鋭利なローラーブレードが装填された大砲が彼に向けられています。

ジェニファー「やめて! 彼は私の同僚よ! シフトの何日かは一緒に働くのよ。彼を離して!」

縛られた男「殺さないでくれ! 私には家族が複数いるんだ。そして私は同僚だ」

Mr.Puzzles「人生というのは乞いていては得られないのだよ。クイズをすることによって得られるものなのだよ。ではジェニフィアくん(※ジェニファーのファーの部分を恐怖を意味するフィア【fear】に変えている)、クイズNo.2だ。(パズルを見せながら)満月の日にホステルに姿を変える家はどれかな?」

ジェニファー「家のことは分からないの。私はヴァージンなの。父は私を殺さないようにお金を払ってくれるわ。でも母はそうしないかもしれない」

Mr.Puzzles「違う家だね。これがその結果だ」

──Mr.Puzzlesは結果ボタンを突き刺します。

縛られた男「神さまが次の私の同僚になるのか」

~ローラーブレードの大砲が撃たれる~

──ジェニファーに同僚の赤いジュースをかけられます。そして刑事が天井からひょっこり落ちてきました。彼は酔っ払っており、そしてしらふさ(酔っていない状態)にとりつかれています。

刑事「妻は死んだ。君を救おう」

──刑事はこけてしまいます、なぜなら彼はほとんどウイスキー状態だから。

~刑事が床の上をすべる~

──彼はレバーに当たりました。それはトラップで、クジラが彼めがけて落ちてきます。

Mr.Puzzles「彼はクジラのクイズに失敗した。まあ、皆が失敗するが」

ジェニファー「なんで私にこんなことをするの?」

Mr.Puzzles「覚えてないのか? では、クイズNo.3 “去年の夏に君は何をした?”」

~回想シーン~

ジェニファー「(車を運転しながら)ヤバい、未成年ドラッグをキメながら運転するの楽しい~!」

ジェニファー「ヤバい! トウモロコシでできた子どもだわ!(車で轢く)」

ジェニファー「ヤバい! 怖がり屋のピューマだわ!(車で轢く)」

ジェニファー「ヤバい! ジェーソンという名の男だわ!(車で轢く)」

ジェニファー「ヤバい! バンパイアがインタビューしてる!(車で轢く)」

ジェニファー「これは全部仕方のなかったことよ」

~回想から戻ってくる~

ジェニファー「ごく普通の夏のアクティビティをやったわ」

Mr.Puzzles「クイズ、不正解だ。棺桶の割引クーポンを君が持っていることを願おう」

──ミスタークイズが結果ボタンを突き刺します。

~チェアーソーが動き出す~

ジェニファー「ちょっと待って、あなたにクイズがあるの」

Mr.Puzzles「こんなことはMr.Puzzlesに今までなかった。私の怒りは消えたよ」

~Mr.Puzzlesがジェニファーの前に出てくる~

Mr.Puzzles「私だけのクイズを、ずっと欲していたのさ」

~刑事が立ち上がる~

刑事「Mr.Puzzles、ほら弾丸だ」

~弾丸はMr.Puzzlesに命中せず~

刑事「クソ、俺の命中精度はアルコールじゃねえか」

Mr.Puzzles「どうやって? クジラが君の上に落ちたはずだ」

刑事「彼はクジラじゃない。水中刑事なんだ」

~弾丸はMr.Puzzlesに命中する~

──クジラはチェアーソーを逮捕しました。

刑事「すまない、君の同僚は死んでしまった」

ジェニファー「大丈夫よ、大きな企業だから」

~スクリーンにMr.Puzzlesが出てくる~

Mr.Puzzles「君たちはクイズは上手だ。ではスポーツはどうかな?これは最後のクイズNo.4だ」

~刑事とジェニファーがボウリングピンに縛られている~

ジェニファー「どういうこと? 私たちボウリングピンに縛られているわ。そしてボウリングナイフが向かってくるわ」

刑事「心配ご無用! 救援を呼んである」

──何百ものクジラが建物に落ちてきて、恐ろしい塵へと粉々になりました。(刑事とジェニファーを映して)彼らはもう安全だと思っています。

刑事「Mr.Puzzlesはここにはいない。永遠にいなくなったに違いないさ」

ジェニファー「よかった! 私、リラクゼーションが必要だわ」

~ジェニファーがチェアーソーに座る~

ジェニファー「メッセージだわ。でも私が携帯を持っているって誰が知っているのかしら」

~携帯を開く~

Mr.Puzzles「君はクイズNo.5に失敗した。椅子クイズだよ」

──ジェニファーは何度も何度も叫びました。

参考リンク:YouTube
執筆:中澤星児

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