常にチャレンジし続けるペヤング。先日には「きのこMAXやきそば」を発売し、今後も次々と新商品をリリースし続ける予感が止まらない。

そんな中、なんと今度はペヤングがチータラになって販売された。その名も『まろやか チータラ ペヤングやきそば味』だ。さっそく購入して食べてみたので、感想をお伝えしよう。

ちなみに、商品からインスピレーションを受けてアレンジメニューを作った結果、とんでもない結末が待っていたぞ。

・再現性がすごい

今回発売された『まろやか チータラ ペヤングやきそば味』は、ペヤングシリーズの製造元である「まるか食品」の商品ではない。おつまみのメーカーとして知られる「なとり」が、ペヤングとのコラボ商品として期間限定で販売しているものだ。

コンビニで購入したところ、価格は税込129円と比較的リーズナブルだった。さっそく開封して皿にあけてみたら……


見た目は一見キャラメル(?)を思わせるくらいのサイズ感で、全体的にしっとりとしている。


一口、食べてみると……


うん、美味い!


ちゃんとペヤングのソースが再現されており、『ペヤングやきそば味』の名に恥じない完成度だ。なるほど。ペヤングのソースって、こんなにもチーズと相性がいいのか? と思ったほどである。


そこで、ある仮説が頭をよぎった。


「逆にペヤングにチーズを加えてアレンジしたら、美味いんじゃね?」


仮設が正しいかどうか確かめるべく、検証してみることにした。


・検証! ペヤングチーズアレンジ

検証方法は至ってカンタン。まずはペヤングを手順に従って普通に作る。


次に、焼きそばをプレートに移し……


ピザ用の「とろけるチーズ」を用意して……


チーズを全開で乗せて……


レンジで約2分、温めて……


完成!!!!!


ちょっとチーズが固くなっている箇所もあり、温めすぎたかもしれない感は拭えないが、まぁ実験なので良しとしよう。


そして、いざ実食!


マズッッッッッ!!!!


えっ? チータラは、あれだけ相性が良いのになんで?? ──と思わずにはいられなかったが、これはペヤングとチーズの相性以前の問題。全体的に食感がパサパサしている。

まぁ、インスタントの麺を熱湯で戻し、さらにレンジにかけているわけだから当たり前か。さらに、チーズの量が多かったせいか、パサパサ麺の食感にチーズのネチャネチャ感が加わり、不味さに拍車をかけている。


さすがに電子レンジの調理はトリッキーすぎたな……。ただ、ペヤングとチーズの相性の良さは『まろやか チータラ ペヤングやきそば味』で実証済みのはずだ。

ということで、次はレンジに頼らない調理方法を試してみた。


・再チャレンジ

次に試してみた方法は、普通にペヤングを作る過程で、湯切り後にチーズを蒸らし溶かす方法だ。

この方法であれば、レンジ調理の時みたいなパサパサ感は無くなるだろう。


さっそく調理に入る。まずは普通にお湯を注いて、3分待つ。


その後、湯切りをするが、ここでは蒸らしのために湯切り口のフタ部分を全部剥がさず、湯切り後にフタができるよう残しておく。


そしてソースを入れて……


速攻でかき混ぜて……


素早くチーズを入れて……


フタを閉めて、さらに待つこと3分。


フタを開けてみると……


全然、溶けてねぇ!!!!!


やはり少しチーズが多かったのか? それとも湯切りからの蒸らしが限界なのか? どちらにせよ、これ以上時間を伸ばしたところで無駄に終わることを悟ったので、実食に入ることにした。


正直、嫌な予感しかしないが、モノは試しということで一口。


うん、しっかり不味い。


ペヤングのアレンジレシピは今まで数々試してみたが、その中でもダントツの不味さ。たしかにパサパサ感は消えたが、全体的にバランスが悪いといった次元の問題ではない。チーズが中途半端な溶け方をしているせいでペヤングと完全に分離され、別の料理になってしまっている。

これならチーズの部分だけ別皿に移し、普通のペヤングソース焼きそばとして食べた方が100倍マシだと思えた。

ということで、実験の結論としては……


「ペヤングソース焼きそば味のチータラは美味いが、ペヤングにチーズを使ってアレンジレシピで作ると地獄を見る」


──となった。

もちろん、比較的不器用な私の個人的な実験の結果だから、興味がある人は自分なりのレシピで試してみてほしい。そして、『まろやか チータラ ペヤングやきそば味』は普通にオススメできるので、店頭で見かけたら購入してみてはいかがだろうか?


参考リンク:なとり「チータラ® ペヤングやきそば味
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.

▼店頭で見かけたら買いだ!

▼酒のつまみにもオススメ!

▼ペヤングのチーズアレンジは個人的には失敗だった