2021年10月1日から、くら寿司にて始まった「超三貫フェア」。目玉は「サーモン三種盛り」や「江戸三種盛り」、「かに三種盛り」など、フェア名の通り一皿に三貫乗った寿司たちだ。

ほかにも、アメリカの店舗で人気だというアヤシゲなロール寿司も出るという。そもそも、くら寿司ってアメリカにもあったんだな。コスパやアメリカンスタイルな寿司のクオリティが気になったので、食べてみることに。

・14種

今回は公式HPのフェアのページに写真が出ているメニューから、筆者が訪れた店舗で取り扱いのあったもののうち、14種類をオーダー。店舗によっては商品や記載する値段が違うこともあるそうなので、その点はご注意を。


・三種盛り

まずはフェアのテーマである三種盛りシリーズからレビューしていこう。最初は「サーモン三種盛り(税込み125円)」。


こちら「ノーマルのサーモン」、「とろサーモン」、そして「焼きはらす」が一貫ずつ一皿に乗って125円。爆発的なインパクトはそこまで無いと思うが、地味に有難いと思う。


続いては「天然まぐろ上赤身三種盛り(税込み250円)」


「特Aまぐろ」、「特A漬けまぐろ」、そして「特A胡麻まぐろ」が一貫ずつ一皿に集合。長所はサーモンと同じ、手軽に3種のフレーバーでまぐろを楽しめる仕様だ。全てちゃんと美味いが、しかしお値段のライン的に特別感は控えめかもしれない。

可もなく不可も無しといったところか。これがもし150円とかだったら神だったと思う。しかし、さすがにそれは欲しがりすぎか。


江戸三種盛り(税込み250円)」は「穴子」、「赤貝」、「こはだ」が一貫ずつという面白い組み合わせ。多様さに対するコスト比が優秀だ


そして「かに三種盛り(税込み250円)」


カニオンリーなのが一貫、他はカニに加えてそれぞれ「むき甘えび」と「小柱」が乗っている。ネタそのものは実に贅沢だと思うのだが、正直に言って一貫ずつの味の差は控えめだ。カニが好きな人はどうぞ。

ということで、すでに同じようなことを述べているが、三貫盛りシリーズは手軽にコストを抑えて多様性をアップできるというのが最大のポイントだと感じた。一貫ずついろんな味を食べてみたいという要望によく刺さると思う。


・英国なサーモン

今回のフェアで個人的に一番気になっているのは後ほど紹介するUSAなSUSHIだったのだが、その次くらいに気になっていたのがイギリス産の生サーモンだ。メニュー表には「業界初!」「イギリス王室の愛したサーモン」と書かれていて、ただならぬ雰囲気を感じる。


ということで、もちろんオーダー。こちらがノーマル版で


こちらが漬け版だ。お値段はどちらも税込み250円。


せっかくなので、三種盛りに入っていたノーマルサーモンと並べてみたのがこちら。


上から見たサイズ的には、イギリス産が少しだけ大きい程度。しかし、厚みに関してはイギリス産がぶっちぎっていた。ぶっちゃけボリュームだけでお値段分はあると思う。ネタの厚さは満足度に影響する。

三種盛り版とイギリス産ノーマルの味の違いは……正直わからない。しかし、漬けについては明確にウマかった。漬けにしたおかげでトロみがついており、そのまま食べてもウマく、醤油をつけてもウマい。

コスパ最優先なら110円の三種盛りが圧倒的だが、コスパ度外視で1貫の満足度を追求したいサーモン好きは、最初からイギリス産に行くべきかもしれない。


・リアルSUSHI

それではいよいよ真打ちに登場して頂こう。アメリカのくら寿司から逆輸入されたUSAスタイルの寿司3種だ。まずは名前が強そうな「まぐろドラゴンロール(税込み250円)」!


英語でいうと、TUNA DRAGON ROLLだろうか? 気になったのでUSA版くら寿司のメニューを見たところ、それっぽいもので「Red Dragon Roll」を発見。たぶんこいつで間違いないんじゃないかと思う。あれ? USA版の方が名前強そうじゃね。レッドドラゴンロールのままでよかったのでは。


入っているのは、もちろん北米大陸にたくさん生息するレッドドラゴンのKIRIMI……というのは嘘で、「極み熟成まぐろ」、「えびマヨ」、「きゅうり」、そして「特製ソース」とのこと。やたらとハデな赤色をしているのは、この「特性ソース」のせいだ。

そして味は……なんだろう。まあ、それなりにウマい。U・S・A! U・S・A! U・S・A!というような味。マジでリアルなアメリカの寿司屋の味がする。

10年近くアメリカで過ごす間、それなりにアメリカのSUSHIを食べた筆者が保証しよう。これは本場のSUSHIの味だ。目を瞑ると星条旗のはためく姿が見える。


いきなり本格的なSUSHIの洗礼を受けたが、張りきって次に行ってみよう。2番手は「サーモンフィラデルフィアロール(税込み250円)」だ! 


ちなみにこいつは、上から見るとごくありきたりなサーモンの寿司に擬態している。真の姿は横からでないと分かりづらい。日本人に最も知られたUSAのSUSHIは、恐らくカリフォルニアロールだと思う。が、このフィラデルフィアロールもまた、それなりに有名ではないだろうか。

基本はサーモンとフィラデルフィアクリームチーズをロールにしたものをいう。そしてくら寿司版の味もまた、普通にフィラデルフィアロールだった。日本だとむしろ、たまにオサレなサラダでありそうな味。こう、丸の内のオフィス街にあるオサレなカフェなどに売られていそうな、ハイソなサーモンサラダの味


最後は「えびゆずクリームロール(税込み250円)」!


こいつも上から見ると、ただの海老の寿司に見えなくもない。構成は「尾なしえび」、「柚子クリームソース」、「えびマヨ」、「きゅうり」だ。いよいよサラダ感が強まる。不味いというわけではない。むしろそれなりにウマい。が、やはり日本人にはUSAテイストが強すぎるのではないかと思う。USAな人向け

というわけで、月初からくら寿司が仕掛けてきた「超三貫フェア」。最後は全てUSAに持っていかれた感があったが、三貫盛りシリーズは手軽に種類をたくさん食べたい場合には強力な選択肢になると思う。少し地味に感じなくもないが、上手く活かせばいつもよりコストを抑えていろんな味を味わえそう。

参考リンク:くら寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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▼まったりとした味わいがクセになる「たら白子天ぷら(250円)」

▼このサイズでこの値段はナイス! 「特大! 旨だれ蒸しほたて(125円)」

▼寿司だと思ってたら違ってた「はまち腹身 塩焼き(110円)」。皮がほのかにパリパリで、その下の弾力のある脂身と、ホクホクした身が美味い。ご飯が欲しくなる。