新宿駅といえば「乗降客数が世界一多い」とギネス記録に認定された巨大ターミナル駅だ。接続している鉄道会社の乗降客数を単純に合計すると、1日350万人を超えると言われている。つまり毎日、横浜市の人口(約380万人)に匹敵する人が行き来しているってわけ。すごい。

しかーし毎日350万人が利用していながら、おそらく349万人以上の方が “新宿駅の新しい駅キャラクター” を知らないだろう。普段から新宿駅を使っている方は、これを機に覚えておくべきだ。それではさっそく紹介したい。新キャラクターの名前は……

「たぬたぬ」だ!


たぬたぬはタヌキのキャラクターで、特徴は語尾に「ぬ」をつけることと、化け術はまだまだで制帽をポンっと出すのが精一杯のようだ。あ、あと腹に “ぐるぐる模様” があって「新宿駅のお散歩でぐるぐる迷ってたらできたぬ!」らしい。そうなんですね。

ちなみに生まれた場所は「新宿駅の近く」で「自分の首元のふかふかの白い毛を触るのが好き」という豆知識も知っておこう。ってか、特徴とか豆知識よりも前にお伝えしておくべきことがありました。ズバリ……たぬたぬが新宿駅のどこにいるのか、である。


・たぬたぬのいる場所

実は新宿駅に行けば簡単にたぬたぬに会えるのかというと、そういうわけではなく、新宿駅の「新南改札」もしくは「甲州街道改札」付近に行かないと残念ながら会えない。くぅ〜〜。


たぬたぬの知名度が低い理由の1つに、どちらの改札も東口や西口と比べると利用者が多くないというのが挙げられるだろう。


とはいえ「新宿駅 たぬたぬ」とググっても1件もヒットしないのは残念だぞ。がんばれ。


新南口付近に掲示されているポスターによると、たぬたぬは今後おトクな情報を発信する予定だ。「チェックしてほしいんだぬ!」とのこと。ただもう少しキャラクターが浸透しなければ、謎のたぬきが頑張ってメッセージを発信したところでスルーされるに違いない。


てことで、たぬたぬの認知拡大のため……なのかどうか分からないが、現在、新南改札と甲州街道改札で「タヌキみつけた!」と駅係員さんに伝えたら、オリジナル電車カードがもらえるキャンペーン中だ。カードは「春」「夏」「秋」「冬」そして「夜」の5種類。


駅員さんによると「秋」と「夜」が人気らしい。私は「夜」をゲットしました。

というわけで、世界一の巨大ターミナル駅にいるキャラクター「たぬたぬ」は、残念ながら今のところ世界一レベルでマイナーである。しかし、これから人気が出る……かもしれないので、少なくとも新宿駅を利用している方は覚えておいてくれよな! 頑張れたぬたぬ!


参考リンク:新宿駅構内図
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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