日本人であれば避けては通れない、それがボンカレーという存在だ。使用頻度は各々異なるだろうが、大なり小なりお世話になることがあるだろう。
手間いらずなレトルトカレー道を突き進んできたボンカレーだが、このたび史上初、自分好みに調理できる商品が登場した。その名も『ボンカレークック』というらしい。さっそく使ってみるぜ!
・甘口と中辛の2種類
ボンカレーは世界初の市販用レトルトカレーとして1968年に誕生し、以来長くにわたり私たちのお腹を満たしてくれている。このたび登場した『ボンカレークック』は、これまでのものと一味違う。
もちろんボンカレーなので、そのまま食べても美味しい……のだが! なんとこちら上記した通り、自分好みに調理できるのだ。レトルトカレーに何かしら手を加える人は、少なくないだろう。
記者も時々、野菜や肉やらを加えてみたりする。ボリュームを増やせて、また好みの味に仕上げられて良いよな。『ボンカレークック』は、そんな欲求に応えてくれる商品であると言える。
種類は甘口と中辛の2つ。記者は楽天にて、ひと袋362円(送料別)で購入した。1人前ずつ小分けにされたものが、3パック入っているぞ。
・新しいレシピの開発がはかどるかも
そのままを楽しみたい人は、湯せんや、耐熱皿に入れてレンジで温めればOKだ。具は入っていないが、シンプルでこれはこれで美味しい。具あり(辛口)のボンカレーと比べても見たが、味について大きな違いはない。
具なしはパンに挟んで焼いたり、出汁で伸ばして調味料を足すなどして、カレーうどんにするのも良さそうだ。記者は炒めた野菜やウィンナーを出汁で伸ばしたカレーに入れて、スープっぽいものを作ってみたが美味しかったぞ。
もうこの段階で満足してしまった感があるが、公式サイトにはアレンジレシピの例なども載っているので、そちらも試してみよう。記者は中辛を購入したので “フライパンで!さばカレー” に挑戦だ。
ほうれん草とサバの味噌煮間を炒めて、ボンカレークックを加えるだけ。ものの数分で完成したが、このレシピ意外と奥が深い。
というのも記者は塩分が気になるなあなどと日和って、サバの水煮缶を使用。するとなんとも腑抜けた味になってしまったため、手持ちのガラムマサラをドバドバかけて再度味を調える羽目になった次第だ。
おそらく味噌のコクこそがポイントだったのだ。いやはや、公式レシピはよく考えられている。オリジナリティーを出そうなどとせずに、まずはその通りにやってみるに越したことはないということだ。
しかし具入りレトルトカレーでも、アレンジに幅を持たせることは可能であるのに、敢えて具ナシを販売する意味とは。正直なところ、若干疑問ではある。
とは言え、よりアレンジの幅が広がることは確か。加えてそもそもが美味しくできているのだから、多少の無茶は許されるため、新たなレシピの開発にもつながるだろう。
『ボンカレークック』には、まだまだ可能性が秘められているように感じる。今までにないボンカレーにするかしないかは、自分の手にかかっているのだ。さらなる高みを目指し、ボンカレー道を極めたい。
参考リンク:ボンカレークック
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼色いろアレンジできるボンカレークック
▼そのまま食べても美味しいが
▼サイトには公式レシピも載っているし
▼自分なりの味を見つけよう。記者は適当にスープを作ってみたら結構イケた
▼具ありボンカレーとはまた違った楽しみ方が出来そう