これから紹介するステーキを販売しているのは、2021年7月20日時点で「いきなり! ステーキ(以下:いきステ)」の東京・有楽町店のみ。よって今はほとんどの店舗で食べられないのだが、将来的には同チェーンのレギュラーメニューとなる可能性がある。
実際に食べてみて、それだけのポテンシャルがあるような気がした。なにせ、まず安い。それでいて、ファミレスの類似メニューと比べたら味の面で勝っている。つまるところ、コスパがすこぶるいい。もはや、いきステの「隠れコスパ王」と言ってもいいのではないだろうか。
引っ張るのもアレだから、さっそく発表しよう。そのメニューの名は……
『ヤングカットステーキ』
──という。価格は200グラムで税込1000円。メニューの表を見ると、ワイルドステーキ(200グラム1000円)と同じ値段なのだが、実は私が訪れたときの有楽町店は価格帯が他店舗と異なっていた。
ホームページに記載されている公式価格は『ワイルドステーキ』が200グラムで税込1133円だから、ヤングカットステーキはワイルドステーキより100円以上も安いってことになる。
まぁ、ヤングカットステーキの200グラム1000円はあくまで有楽町店の価格なので、もしレギュラーメニュー化されたら値段が多少変わるかもしれない。ただ、今の価格帯を見る限り、ワイルドステーキと同等かほぼ同じような値段だろう。
ご存知のように、ワイルドステーキといえば いきステのビーフ界隈ではコスパ番長である。そんな存在とタメを張るのだから、ヤングカットステーキのコスパがいきステ最高レベルなのは間違いない。
・牛丼の肉とステーキの中間のよう
では、ヤングカットステーキがどういうステーキかというと、一言でいうと「薄切りのステーキ」だ。あくまでも体感だが、厚みは1センチ未満といったところだろうか。
──というと、思い出す人だっているかもしれない。ガストの『はみでるステーキ(税込1099円)』のことを。そう、『ヤングカットステーキ』と『はみでるステーキ』は同系統のステーキと言っていい。どちらも、牛丼の肉とステーキの中間のような存在という意味で。
だが味に関しては、いきステが上という印象。まぁ、ファミレスとステーキ専門店をステーキだけで比べるのはフェアではないかもしれないが……。あくまでステーキだけなら、「ヤングカットステーキの方が安くて美味い」というのが正直な感想だ。
ちなみに、ガストの『はみでるテーキ』は発売当初に「超巨大」とネットで話題になった。しかし、以前に本サイトで実際に量って計算すると、いきステのワイルドステーキ(200グラム1133円)の方がボリューミーでなおかつグラムあたりの価格も安いという結果に。
そのワイルドステーキよりもコスパがいい『ヤングカットステーキ(200グラム1000円)』ならば、『はみでるステーキ』に圧勝してしまうだろう。勝負にならない。惜しいのは、そんな『ヤングカットステーキ』が現在は限られた店舗でしか食べられないこと。
──といったことを、1年以上前に公開された『いきなりステーキ重』の記事で書いたら数日後にマジで販売店舗が拡大したので、『ヤングカットステーキ』だって同じようになる……かもしれないぞ。
参考リンク:いきなり! ステーキ「新メニューテスト販売開始」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼なお、ヤングカットステーキは米国務省認定のプレスミアムアンガスビーフのようだ
▼お店のスタッフによると、甘口のソースが合うらしい。