「いきなり!ステーキ(以下いきステ)」でもっとも存在感があるものと言えば、店頭に掲げられている社長の写真であろう。正確には社長のようだが、「あの写真=いきステの社長」というイメージは今も根強い。

そんなアイコン的写真の隣に、なにやら見慣れぬメニューが掲げられているのを先日発見した。それがなんというか、めっちゃ華やかなのだ。ここは本当にいきステか?

・いきステ最強クラスの安さ

そのメニューとは「ローストビーフプレート」。池袋西口店限定メニューらしく、サラダ・スープ付きで1100円とある。


参考までに、いきステのコスパ代表「ワイルドステーキ(150g)」はサラダ・ライス・スープ付きで1240円(ランチタイム)。あのワイルドステーキより安いのだから、「ローストビーフプレート」はかなり良心的と言っていいだろう。


ただ、その分ボリュームは大したことないのでは? 下手したらチョビッとだけかも? と気になったので、実際にどうなのか確かめるため入店。

なお、私はこのとき「ローストビーフだけでお腹いっぱいになるかな?」と心配だったため、ワイルドステーキ(150g / ライス・スープ・サラダ付き)も同時に注文した。



数分後。運ばれてきた「ローストビーフプレート」は……


パーティーやんけ!!



っていうか……


なんじゃこのサラダは!



クソオシャカフェが出してるヤツやんけ!!


……と登場からテンションが上がってしまったが、あとあと写真を見たらそこまでオシャレでもない。ただただ、これまで いきステが提供してきた商品とは雰囲気が違いすぎるから興奮してしまっただけのようだ。


ちなみに、「ワイルドステーキ(150g)」を並べると上のとおり。どうやら「ローストビーフプレート」はボリューム面も心配なさそう。


・中にライスが入ってるよ

と、ここで1つ誤解していたことが。私は「ローストビーフプレート」にライスは付かないものだと思っていたのだが、お肉の山をめくるとそこにはライスがあった


中にライスが入っているなんて、ローストビーフのメニュー写真を見れば予想がつくこと。そもそも、メニューをよく読むとそのように書いてある。


しかし私は、ライスが付いているローストビーフは「ローストビーフボウル」とか「ローストビーフ丼」と呼ぶはずで、「プレート」だとライスは無いと思い込んでいたのだ。それゆえに……


ワイルドステーキをライス付きにするという初歩的ミスを犯してしまった。なので私の手元にはライスが2つ。食べ切れる量ではあるものの、ワンパク感全開でちょっと恥ずかしかったことを報告しておく。



・ローストビーフ自体は最高

さて、肝心のローストビーフの味に関しては最高のひとこと。お肉はトロトロで柔らかく、何枚でも食べられそう。なんなら、今までいきステで食べたメニューで1番美味いとも感じた。


いきステといえば、販売する新商品が結構な確率で炎上することでも知られるが、このローストビーフは心配ご無用。なんなら、アンチをファンに変える……かもしれない。

それほどのポテンシャルだけに、店舗限定なのがつくづく惜しい。しかも、調べると実は2023年7月31日までの期間限定でもあるもよう。


なんとも残念だが、ごく限られた店舗で販売されていたメニューがいつの間にか “割とどこでも売ってる存在” になったことが いきステでは過去に何度かある。「ローストビーフプレート」も、そうなればいいのになぁ……。

参考リンク:Twitter @officialikinari
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼余談だが、「ローストビーフプレート」に専用っぽい塩が付いてきたことにもテンションが上がった