最近のスーパーマーケットは侮れない、全然侮れない! とくに自社製品に力を入れているお店は、コンビニではマネできないような商品で顧客の心を掴んでいる。「日本のコストコ」だと噂の「ロピア」が良い例だろう。
都内を中心に店舗を展開するスーパー「オオゼキ」もまた、自社製品の開発に力を入れており、「パンが安く美味い」と評判だ。実際にその味を確認してみたところ、たしかにウマい。しかもほとんどのパンが1個税別100円だ。なるほど、こりゃ支持される訳だ。
・ほとんど100円
オオゼキは1957年に個人商店として開業。公式サイトによれば、都内に39店舗、神奈川に2店舗、千葉に1店舗とのこと(2021年6月25日時点)。近年は自社ブランドの商品の取り組みも積極的に行っており、「オオゼキ寿司」や「オオゼキベーカリー」などを店舗限定で展開しているそうだ。
とりわけパンの評判が良いので、その味を確かめるために、ベーカリー併設店の東京・高井戸店に行ってみた。
お店に入ると店舗奥にベーカリーを発見! 「オズベーカリー」というのかな? オオゼキ(OZEKI)だからオズ(OZ)なんだな。
商品を見ると噂通りに安い! はちみつバターパン・紅茶バターパン・フロランタンデニッシュにスイートポテト、白いクリームパンも全部税別100円!
ウインナードッグもチリドッグもカレードッグも全部100円!
カレーパンもハイジのチーズパンも100円!
ピリ辛タコスミートパイも自家製アップルパイも100円!
一般的なベーカリーでは、100円の商品は全体の一部である。だが、ここではほとんどすべてが100円。なかには100円を超えるものもあるけど、それはごく一部の商品に限られていた。
・侮れない……
それらの中から、アップルパイ・バジルドッグ・クリームチーズパン(以上税別100円)、それにフライドチキンバーガー(税別250円)を購入してみた。
どれもその日に製造された焼き立てパンだ。生地はふんわりしていて、ほのかに温かい。実際に食べてみると、値段の安さを少しも感じない。とくに評価したいのはアップルパイだ。ベーカリーでも人気の商品で、お店によっては飛ぶように売れているそう。
生地はサクサク、いやザクザクとしていて歯ざわりがとてもイイ! ぶっちゃけたところ「どうせ100円でしょ?」くらいの気持ちで食べたが、有名ベーカリーにも引けをとらない軽やかな食感で「これが100円だと!?」と驚いてしまった。
コストコのパンオショコラに匹敵する中毒性がある。飛ぶように売れているのも不思議ではない。残念ながらベーカリーのあるオオゼキは限られているが、もしその味を知らないなら1度食べてみるといい。これで100円だと!? と思わずにはいられないはずである。
・今回訪問した店舗の情報
店名 オオゼキ高井戸店
住所 東京都杉並区高井戸西2-3-45
時間 10:00~21:00