常識を疑え。皆さんは、シリアルと言えば牛乳をかけるものと思い込んでいないだろうか。確かに、パッケージにも書いてあるしCMでも牛乳推しだ。だが、それでいいのだろうか? はたして本当に牛乳がベストなのか?
我々は与えられた選択肢を自由と勘違いしている豚ではないのか。そんなアメリカの支配から卒業するのは今しかない。そこでケロッグ「コーンフロスティ」に色んなものをかけてみたぞ。
・オレンジジュース
まずは、手堅いところからいこう。パッと手に入るものでオレンジジュースはどうだろうか?
パフェにもコーンフレークが入っていたりするし、おまけにコーンフロスティには砂糖がまぶされている。甘いものとの相性は悪くないはずだ。そこでかけてみたところ……
普通にウマイ。オレンジジュースの甘みの中にシリアルの香ばしさが感じられスイーツとしてありだ。今回は、パッと目に入ったバヤリースオレンジをかけたが、これだと甘ったるすぎる気もするので、100パーセント果汁のオレンジジュースとかの方が合うかもしれない。
・ほうじ茶
次に、ちょっと冒険。ほうじ茶はどうだろう?
古今東西、お茶は日本人にとって、かける飲み物の王道だが、甘みとの相性は未知数と言える。普通に考えるとお茶味のコーンフロスティはマズそうだが……
なんとイケる。イケてしまった。ほうじ茶の香ばしい風味とシリアルの味が意外と合うのである。しかも、砂糖が良い感じに溶け出して上品さすら感じる味に。香る風味と上品さは大人のコーンフロスティと言える。正直、オレンジジュースよりも相性が良かった。
・出汁
日本の味も受け入れてくれたコーンフロスティ。では、ザ・日本の味である出汁はどうだろうか。
甘くなるのか? それとも和風のおかずみたいな味になるのか? 全く味の想像がつかない。そこでとりあえず出汁を煮物に使う程度の濃度にしてかけてみたところ……
メチャクチャうまい。味は甘めの煮物という感じなのだが、その中でシリアルの香ばしさも漂っている。その相性が良いため、サクサクした食感が新しく感じた。
・エナジードリンク
ここまででコーンフロスティは意外と懐が深いことが判明したが、とは言え、お茶や出汁は料理の裏方にも使えるコミュニケーション能力を持つ万能プレイヤーだ。もっと、スタンドプレー気味のものだとどうなるのだろう?
そこで思いついたのがエナジードリンク。さっそく、コーンフロスティをエナってみよう。エンナァジイイイィィィッッ!
気泡がパチパチ弾ける。まさかコーンフロスティもエナジーチャージされるとは思っていなかっただろう。正直、見た目は普通にマズそうではあるが、食べてみたところ……
エナッ(何ッ)!?
ナシではない……! フレークを噛むと口の中でパチパチ弾ける感じが駄菓子の『ドンパッチ』みたいなのである。モンスターエナジーもアメリカ生まれなので気が合ったのかもしれない。アメリカっぽい極彩色のお菓子という感じに仕上がった。
・ビール
炭酸も受け止めたコーンフロスティ。では、ビールはどうなのだろう?
元は、麦とコーンなので原材料の相性は悪くなさそうだ。とは言え、苦みはコーンフロスティの計算に入れられていないことは確実。まさに博打だが、はたして結果は? 食べてみたところ……
これもクリア。甘みと苦みのハーモニーが、さながら「食べるシャンディガフ」といった味を醸し出しているではないか。凄いぞコーンフロスティ。
・オリーブオイル
圧倒的なコミュニケーションを見せてきたコーンフロスティだが、粘度の高い液体相手だとどうなのだろうか? そこで最後にオリーブオイルをかけて締めとしたい。
オリーブオイルもまた高いコミュニケーション能力を持つ万能タイプだ。料理の裏方からそのままサラダにかけてもOK。しかしながら、コミュニケーション能力が高いもの同士だからこそ嫌い合うということもあるかもしれない。かけて食べてみると……
やっぱり合う。コーンフロスティの味にちょっとした脂っぽさが加わり、シュガーマーガリンみたいな味になった。また、粘度ゆえに、フレークがパリッとしているのも特徴的である。乾いた食感が欲しい時にはオススメ。
・まさかの結果
ここで改めて本検証の趣旨を振り返ると、「牛乳以外にコーンフロスティに合うものを探す」というものだ。1つ見つかったら良いかな程度で目についたものをかけていったわけだが、結論を言うと全部合ってしまった。なお、今回試した中での個人的ベストはほうじ茶である。
それにしても恐るべきはコーンフロスティ。まさかこんなにストライクゾーンが広い食べ物だったとは。全盛期のイチローかよ。くしくも、本日5月29日はシリアルの日。よろしければ、あなたも好きな飲み物をかけてみてくれ。きっと受け止めてくれるはずだから
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]