映画『100日間生きたワニ』のタイトルっておかしくない? だって、原作『100日後に死ぬワニ』主人公のワニ君は1話時点で18歳はいってるだろ。親友のネズミ君もデカイバイク乗り回してるし。つまり、ワニが生きたのって100日どころじゃないんじゃね?
決して批判しているわけではない。ただ腑に落ちないだけである。映画化が発表された1年前からずっと。映画を見たら「なるほど」と思うのだろうか。だが、2021年5月28日に公開予定だった映画は新型コロナの影響で延期に。そこでフライングで始まっている安楽亭のコラボキャンペーンに行ってみることにした。
・キャンペーンは行われているのか
焼肉レストラン・安楽亭の『100日間生きたワニ』コラボフェアが始まったのは5月17日から。しかしながら、亀有の安楽亭の外観からは「コラボしてまっせー」的な雰囲気が一切感じられない。本当にやってるんだろうか?
不安になりながらも入店したところ、レジ前にポスターが貼られているのを発見した。ほっ。どうやらキャンペーン自体はちゃんと行われている模様。
・初めての安楽亭
本キャンペーンの内容は、コラボメニューが3種類登場するというものだ。それぞれ単品でも注文できるが、どうせ全部頼むからそのメニューが含まれた食べ放題「ハッピーコース(税抜き3680円)」を注文した。
100分で100品以上が食べ放題となるこのコース。注文すると、キャンペーンメニュー用の注文タッチパネルを持ってきてくれるのだが、なかなかどうしてメニューが豊富である。
カルビ、ホルモン、レバー、ロース、ミスジなど、牛系はもちろん、豚、鶏もあり、キムチ、サラダ、ご飯系も充実、スイーツまで揃っているではないか。しかも、試しにカルビやロースを食べてみたところ普通にウマイ。安楽亭に来たのは初めてだが、コスパは良さそうだ。
席がファミレスみたいになっているのも良い。ゆったりできる上、綺麗だし、何より1人焼肉でも特に恥ずかしさを感じないのである。ナイス居心地。
・コラボメニューを食べてみた
と、安楽亭について少し分かったところで、コラボメニューをオーダーした。まず1つ目は……
「でっけー!!ガリバタミスジステーキ」。
醤油ベースのガーリックバターソースがついており、肉を焼くと同時に、ソースを器ごと鉄板で温めて、肉につけて食べるそうだ。食べてみると、バターのコクとガーリックが分厚いミスジ肉にマッチしている。
2つ目は「もしもの時の合鴨焼き」。まさかの鴨だった。しかしながら、プリッとした肉質は脂が軽めでスッキリしている。牛の合間につまむのにちょうど良い味であるように感じた。
最後は、「もしもの時のラムチョップ」だ。そう、羊である。つまりこのコースでは、牛、豚、鶏、鴨、羊が食べられるわけだ。3680円でこれはなかなか凄い。
・悲報
上記の通り、普通にウマイし、普通にコスパが良いと思う。醤油ベースのガーリックバターソースとか他の肉に流用してしまったくらいめっちゃウマイ。ただし……
ワニ感はゼロだ。
一応、メニュー名には「でっけー!!」とか「もしもの時の」とか『100日後に死ぬワニ』を連想させる言葉がつけられているが、内容は完全にただの肉。なんならミスジステーキや合鴨はコラボメニュー以外にもあったしな。
というわけで、100ワニファンにとっては悲報となるかもしれないが、それはさて置き安楽亭は最高であることが判明した。100ワニ関係なくまた来たい。現場からは以上です。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼クリアファイルとステッカーと安楽亭のクーポンがもらえたぞ!
▼ちなみに、単品注文すると、「でっけー!!ガリバタミスジステーキ」が税抜き890円、「もしもの時の合鴨焼き」は税抜き680円、「もしもの時のラムチョップ」は2本セットで税抜き980円