カルディには「オシャレすぎて使い方が分からない」商品が置いてあるが、パッケージをパッと見ただけで「どんな味がするのか想像できない調味料」も並んでいたりする。例えば新しく発売された「食べるガラムマサラ(税込415円)」なんてその1つだ。
ガラムマサラとはインドを代表するミックススパイスのこと。カルディの「食べる」シリーズには王道のラー油のほか、麻辣醤に酸辣醤、さらにはナッツソースなどもあるが、ガラムマサラは一体どんな味がするのだろう。
・そのまま食べてみる
ということで実物を購入してみた。商品のパッケージには象が描かれており、インドっぽい雰囲気がある。黄色と赤の配色もスパイシーさが出ていてよき!
原材料としてはスパイスのほか、玉ねぎやカシューナッツ、トマトピューレやら具がザクザク。開封すると香りはスパイシーながら、ほのかにミートソースっぽい。
ごはんやパンのおともとしてもオススメで「食べる万能調味料」とのことだが、まずは単体で食べてみるとしよう。スプーンですくって口に入れると……うわっ!
めちゃくちゃスパイシー!
しかも、ただスパイスを感じるだけじゃない。カシューナッツの食感とトマトの酸味も相まって、本格的なインド料理の味がする!! 少量でも舌がピリつく辛さがあるから、辛いものが苦手な人は注意して食べた方がいいゾ。逆に言うと辛いもの好きなら納得の辛さを得られることだろう。
・ごはんにかける
そのままでも美味しかったけど、この辛さならパッケージに書いてあったように ごはんやパンにも合うはず! てことで白米を用意!!
……したところまではよかったが、正直な感想をお伝えするならば「う〜ん」である。ごはんに合わないことはないけど、スパイスの味が強くて、カレーのようにガツガツごはんがすすむという感じではなかった。
イメージとはちょっと違って物足りなさを感じるというか。もしかしたら主食でもいけるのではないかと想像したものの、あくまで適しているのはおとも。白米だけで食べるのが苦手な人にちょうどいいカモ! それじゃパンはどうだ。
・パンにかける
うん、これは合う!! そして美味い! 辛いのが得意な方はバターを塗らずにそのままパンにのせて、苦手な方はマヨネーズやチーズをプラスしたらスパイシーさがまろやかになって美味しく食べられるはず。ごはんよりも、断然パンにのせて食べるのをオススメしたい。
・食べるガラムマサラは万能
ここまではパッケージに書いてあったし、ある程度イケるのは想定内。食べるラー油であれば唐揚げや納豆などとも相性がいいが、そのあたりガラムマサラはどうだろう。まずは唐揚げにつけてみたら……
なんてことない唐揚げがまるでタンドリーチキンのような味わいになってインドの風が吹いた。こんな簡単にも「味変」ができるなんてグッジョブ! これなら納豆もイケるはず……キムチ納豆があるように辛さとの相性はいいからイケるはず!
期待して食べるガラムマサラを納豆に投入したところ……
思った通り、こちらも当たり。ネバネバがスパイシーさをマイルドにしてくれて食べやすく、新しい納豆の可能性を見つけたような気がした。和洋折衷ならぬ和印折衷。ガラムマサラは他の「食べる」シリーズ同様、いろんな使い道がありそうだ。まさに万能!
一気に本格的なインド料理の味となる「食べるガラムマサラ」。これならきっとラーメンや餃子にも合うし、自分の作ったカレーにパンチが欲しいときに投入してもナイスなアシストをしてくれるだろう。ただ、先に書いたようにちょっとで舌がピリつくほど辛いから、そこだけ注意して食べるようにしてほしい。
参考リンク:カルディコーヒーファーム『食べるガラムマサラ』、エスビー食品株式会社
執筆:五月薫
Photo:RocketNews24