
ガンダムやスポーツカーなど、時代を超えて愛される定番商品がある一方、「誰得!?」と思うようなニッチな商品が、しれっと登場するプラモデル界。
先日も見つけてしまった。昭和生まれに刺さりまくるアイテムを。
ほんの数百円で、ほかほかに温められたハンバーガーが出てくる「レトロ自販機」である。いや、レトロなんてのは私たちが勝手に呼んでいるだけで、当時は「最先端自販機」だっただろう。いまや絶滅危惧種、感傷の涙を流しながら作ってみた。
・1/12スケール「レトロ自販機(ハンバーガー)」(税込1430円)
その商品とは、ハセガワの1/12可動フィギュア用アクセサリー「レトロ自販機(ハンバーガー)」である。男子諸君には、ハセガワは飛行機スケールモデルのメーカーとしておなじみだろう。筆者は飛行機も戦艦も興味がなかったので、同社のアイテムは初めてだ。
どれどれ……
パーツ数は少なく、接着剤不要のスナップフィットなのもよいが、おおっと塗装が必要なのか! 基本パーツはベージュとグレーの2色しかない。
塗装ありだとグッと難度が上がる。必要な道具も増えるし、乾燥時間も必要だし、なにより技術の差が出やすいからなぁ……。個性を発揮できるが、もっとも失敗しやすい作業ともいえる。
筆者はガチの模型ファンというよりは、気軽に作って完成品の出来のよさを眺めたい「にわか」なので、あまりに難しいとツライ。
かつ組立説明は箱の裏だけ。1つずつ工程を解説した手順書などない。「自分で考えろ」という、この突き放し感! 硬派である!!
幸い塗装はシルバー1色だけでいいようなので、マスキングテープで余分なところを、ひたすらマスク……。めんどくさいよぅ……。
地味~に筆塗りしていく。あいにくエアブラシなどというハイテクなものは持っていない。
乾燥させているあいだにハンバーガーを作ろう。本物の商品パッケージのような超細密ステッカーが付属。
サイコロ状のパーツの6面にステッカーを貼る。このサイコロ、1cmにも満たない! 自分の指をガイドにして貼るが、プルプルと手が震える……
そうこうしているうちに塗装が乾いたようなので、恐る恐るマスキングテープをはがす。どうだろうか……?
よしよし、上手くいった。
「やればできるじゃないか自分」と悦に入っていたら、ふと気づいた。なんだ、この格子柄のステッカーは……?
ああっ、もしかしてここは塗装しなくてよかった!? ステッカーを貼る部分だったのか? 早くいってくれよ!
それ以外にも、おそらくハセガワファンなら暗黙の了解なのだろう、パーツのクセのようなものがある。たとえばこの突起、重要なパーツに見えて、実は成形の際にできたらしいゲートのようなもの(不要部分)である。
きれいに除去する必要に気づくまで、しばらくかかった。説明書ではいちいち言及しておらず、行間を読むことを求められる!
しかしパーツの合いは抜群で、パチンパチンと気持ちよくフィットしていく。ステッカー、クリアパーツ、着色パーツと重ねることでボタン部分をリアルに再現していく。
ステッカーは予備も含めてたくさんあるので、自分なりのアレンジもできそうだが……
おいおい、自分で切り出せってかー!! 画像だと識別できるが、肉眼では文字が読めないくらい小さい。
ぐはぁ……マジか……目がつぶれる!!
最後に、スマホの液晶保護シートを貼る要領で、空気が入らないよう慎重に看板シールを貼りつける。
完成である。簡単そうに見せかけて、なかなかの強敵であった。
・昭和ノスタルジー
メニューはハンバーガーとチーズバーガーの2種類、どちらも280円。実物は60秒でホカホカにレンジ加熱された商品が出てくる。結構時間がかかるから、後ろに人が並ぶとちょっと焦るんだよなぁ……。
看板にはネコのような、タヌキのような動物の姿がある。筆者の記憶では、ここにはヒゲの男性コックさんが描かれていたような気がするが、大人の事情だろうか。
このキャラクター、ハセガワのサイトで名前が公募されていたから(現在は募集終了)、同社のオリジナルではないかと思う。
ペコペコと開閉する「取出口」には、商品を入れることができる。
実物は決して看板のような、ふっくらハンバーガーではない。コメダが「逆詐欺」だとするならば、これは本当の詐欺だった。
水蒸気で湿ったようなバンズで、むしろシワシワといっていい。いまやコンビニのパンコーナーにだってもっとボリューミーなバーガーがあるから、隔世の感である。
それでも、寒いスケート場で小遣いをはたいて食べたハンバーガーは、めちゃくちゃ旨かった。涙がホロリである。
・なんと「うどん・そば」も発売予定
このシリーズ、実は続く。2021年7月には「レトロ自販機(うどん・そば)」を発売予定。そちらも作って並べたい。
もともとは1/12可動フィギュア用アクセサリーなのだが、いったいどんなシチュエーションに設置すべきなのか、筆者にはちと想像がつかない。むしろ、この自販機こそ主役である。
ぜひ昭和ノスタルジーシリーズとして「一部の人にだけ、めちゃくちゃ刺さる」続編を期待している。
冨樫さや






















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