一瞬で過ぎ去ったゴールデンウィーク。今だその余韻が残る人も多いかと思う。この時期になると、私(中澤)は毎年思うのだ。「GW何やったっけな」と。そして、思い返すと何もやっていないことに気づく。始まる前は「何でもできるぞー」とあんなにワクワクだったはずなのに。
しかし、後悔するにはまだ早い。なぜなら、スシローのゴールデンウィークはまだ終わっていないから。5月9日までGWキャンペーンは続いている。そこで失われた黄金週間を取り戻すためにも、回転寿司マニアに現時点(2021年5月6日)での “2貫100円皿” の高コスパネタ3選を聞いてみた。
・マニア「食べるべき」
話を伺ったのは、回転寿司の魅力に憑りつかれて30年の会社員・鮮魚久良々(せんぎょくらら)さん。週3回、回転寿司チェーンを巡回している本企画お馴染みの回転寿司マニアだが、そんなマニアをもってして「素晴らしいコスパ」と言わせる2貫100円皿が現在販売されているらしい。
鮮魚久良々「麹熟成すしシリーズは素晴らしいですね。サーモンもびん長まぐろもトロみたいなトロけ方をしますし、麹熟成あかいかなんて多種展開されているスシローのいかの中で一番ウマイんじゃないでしょうか。これで100円(都市型店舗は120円)はもはや寿司の錬金術ですよ」
──ただ、このシリーズはGWキャンペーンが終わる5月9日までの予定のようですね。
鮮魚久良々「その通り。なので、まだ食べてない人は一刻も早く食べるべきです。とは言え、『シリーズ第一弾』と銘打っているため、この後、第二弾、第三弾と続くことを期待せずにはいられません。個人的には、あかいかだけでも食べてほしいですね。あのトロけ方は感動ものでした」
──どうやら、麹熟成すしシリーズのマニア的オススメはあかいかなようだ。その他の2貫100円皿についてはどうでしょうか?
・オススメその2
鮮魚久良々「キャンペーン以外の2貫100円皿については、これまで同様、店舗によって販売されていなかったりするかもしれませんが、それでも良ければオススメさせていただきます」
──よろしくお願いします!
鮮魚久良々「では。旬的には、真鯛(まだい)、鰹(かつお)、かんぱちなどがスシローのネタでも登場してますが、真鯛、かんぱちは150円皿(都市型店舗だと170円)ですね。鰹は以前お伝えした通り、メニューにあればオススメです。しかし、今個人的に注目しているのは漬けはまちです」
──はまちですか。
鮮魚久良々「ただの漬けはまちではなく『山わさびのせ』というメニューがあるんですが、これがあったら迷わず食べることをオススメします。わさびがレーンを流れている小袋タイプより粗挽きで山の香りがしておいしいんですよね」
──まさかのわさび基準! しかしながら食べてみると、確かに少し違うような気がした。漬けはまちの甘みに山わさびの香りが馴染み、わさびの風味で味が締まっている。地味だが、ウマイ。
・オススメその3
鮮魚久良々「で、最後の1つはこれですね」
──そう言って、タッチパネルを操作する鮮魚さん。席のレーンがパタッと開いて流れてきたのは……
何だろう? これ?
びん長まぐろのような色だが明らかにネタがデカイ。こんなメニューあったっけ? 食べてみると、あっさりしたびん長の味と香ばしい醤油の風味が口に広がる。それにしてもデカイ。
鮮魚久良々「これは炙りびん長焦がし醤油です。結構前からあるんですが、なぜかこのメニューの場合、普通のびん長まぐろよりネタが分厚く切られてるんですよね。口いっぱい頬張れる大切りレベルのびん長が100円はお得感があってオススメです」
──そう言えばそんなメニューがあった気がするが、炙りが特に好きというわけではないためスルーしていた。こんなにボリューミーだったとは。これは確かにコスパ的にはかなり良い部類に入るだろう。
・まとめ
まとめると、マニアのオススメは今月も高コスパ。しかし、それだけに感じずにはいられなかった。麹熟成すしの凄さを。全て食べて思ったのは、麹熟成すしシリーズが頭1つ抜けているコスパだということ。この3種だけで満足できるくらいウマイ。
なお、スシローの広報に聞いてみたところ、やはり麹熟成すしシリーズは大人気なようだ。一応、予定では5月9日までなのだが、「店舗によっては早期完売している店もある」のだとか。どうやら、ガチで錬金術になっている模様。というわけで、見つけたら必食! 第2弾、第3弾が今から楽しみだ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.