2021年4月20日より、全国のミニストップにて重量が通常の5倍という「大きなカントリーマアム」の販売が始まった。フレーバーは「ココア」と「バニラ」の2種展開。

カントリーマアムと言えば、泣く子も笑うお菓子界のレジェンド。あの生っぽいソフト and ウェットなクッキーは、ノーマルのサイズでも1枚食べたら幸せになれる。それが重量が5倍でサイズも巨大化したともなれば、もはや神。新たな神話の始まりだ。こいつは食べてみるしかねぇ! 

・税込み129円

と、最寄りの駅周辺のミニストップにダッシュしたのだが、食べたいのは皆同じなのだろう。何件か回ったが売り切れている店舗ばかりだった。ややアクセス的に不便な店舗まで足を延ばし、数枚だけ残っていた店舗にてどうにかゲット。お値段は、「ココア」と「バニラ」共に1枚で税込み129円。


これが5倍かぁ! 夢があるなぁ……!! 


……


……


……


と一瞬思ったのだが、なんだか思っていたより小さい気もする。ちょ、待てよ。重量5倍でこんなものなのか? 筆者の記憶の中にあるカントリーマアムの重さを5倍にしたら、サイズとてもっとデカくていい気もするが……。

と、ここでその記憶がいつのものなのかよく考えてみたところ、あれは中学……いや、もしかしたら小学生の頃という可能性も。何にせよ、筆者がまだ子供だった頃の話だ。もっと食べていると思っていたが、冷静に考えたら20年近くカントリーマアムを食べていない。

あまりにもカントリーマアムが身近な存在すぎて、食べていないのに食べているように錯覚していた。恐るべしカントリーマアム。カントリーマアムが小さくなったのはJタウンネットやTBSラジオでも明らか。そして筆者の背丈も今より小さかったことを踏まえれば、今のカントリーマアムを基準に5倍にしたものが小さく感じるのも当然か。


・確かにデカい

筆者の記憶は情報があまりに古すぎて役に立たないことが判明したため、ここで再びお店にダッシュ。ナウなカントリーマアムをゲットしてきた。


こいつと比較してみよう。


おぉ、確かにデカい。圧倒的だ。サイズ的にも5倍近くあるのは見た目に明らか。


デカい方を割ってみると、ソフトでウェットな生地もしっかり再現されているのがわかる。


そして食べると……あっ、この満足感は懐かしい。呼び起される、いつのことかもわからないほど古い「やわらかい大きなクッキー」との出会い。これは原初のカントリーマアム体験の記憶ではなかろうか。そう、1枚のカントリーマアムでお腹が軽く膨れた、古き良き時代の

「大きなカントリーマアム」……それは、今よりも小さかったころに、今よりも大きかったカントリーマアムを食べたことのある者にとって、原初の幸せなカントリーマアム体験を思い起こさせるタイムマシンと言えるかもしれない。

参考リンク:JタウンネットTBSラジオ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼ココアも買ったけど、家に着いたらバッキバキに割れていた。脆いので持ち運びには注意。