JR御茶ノ水駅構内にひっそりと “新駅” が設置されたとして話題になっている。その名も「消毒駅」。ただのダジャレと言ってしまえばそれまでだが、いつの間にか設置されてじわじわ盛り上がっている感じがたまらない。かなりシュール。

そんなわけで先日、仕事帰りに御茶ノ水駅で途中下車をして、実際に消毒駅で手を消毒してきたぞ……って、それだけの話なら一瞬で終わってしまうので、今回は「駅名標」の見方についてもサラッと触れていきたい。

・消毒駅の設置場所

はい、というわけでやってきました御茶ノ水駅。お目当ての「消毒駅」は、駅構内「聖橋(ひじりばし)口」の改札手前にあるとのことなので、さっそく向かっていきましょう。もしかしたら消毒行列ができているかもしれません。

最近は、店舗入口での「体温測定」や「消毒」がだいぶ定着してきましたが、定番となったタイミングで大喜利的にオリジナリティを出すと注目度がグンと上がるわけですね。なるほど面白いし勉強になるな~と思いながら、聖橋口へ行ってみると……


誰もいねぇぇ。


・消毒駅と駅名標

まあたしかに、人だかりができてしまったら本末転倒。静かに消毒をして、静かに立ち去ることにしよう。消毒液の手前が「対策」で、次が「習慣」なんですね。面白い。

それでは駅名標の見方を確認しておく。「進行方向(矢印になっている方)」はわかるとして、まず気になるのが「JC」「03」である。それぞれ「路線記号(アルファベット2文字)」と「駅番号(数字2桁)」の組み合わせで「JC 03」とは中央線快速「御茶ノ水駅」のこと。

次に「山」「区」については「山手線の内側」「東京都23区内」のことで「運賃計算の特例」によるものなのだとか。ちょっと難しいな。

ざっくり調べたところ「山手線の内側から出発して101キロ~200キロまでなら東京駅からの距離・運賃で計算します」「23区内から201キロ以上ある駅との区間運賃は中心駅からの営業キロ、運賃計算キロで計算します」ってことらしい。間違っていたらすみません。

ではでは、ちょっとだけ勉強をしたところで、手にプシューッと消毒液をかけて帰ります。

そんなわけで、同駅を利用する方はぜひ「消毒駅」に立ち寄る習慣も身につけていただきたい。御茶ノ水駅、ナイスアイデアでした。ちなみに路線名は「感染しま線」とかどうでしょうかね。とにかく現場からは以上です!

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.