船が好きだ。電車もバスも飛行機も好きだが、船は特別感があって良い。乗船前日に「明日の今頃は船の上か~」と考えるだけでテンションが上がる。しかも、そこまで料金が高いわけではない。むしろ安いくらい。なので、時間に余裕のある時は第一希望が「船」なのだ。

──と、なぜいきなり船の話を始めたのかというと「御船印めぐりプロジェクト」が始まったからである。神社やお寺で参拝した証の「御朱印」の船バージョンといえば伝わるだろうか。さっそく公式船印帳 & 1発目の御船印をゲットしてきたので報告したい!

・船の御朱印

2021年4月からスタートした御船印プロジェクト。北海道から鹿児島まで全国46社が参加。各社が船や航路ごとにプリント版、スタンプ版、手書き等の「印」を発行し、港や船内で販売するという。なお、今後も参加社は増えていく予定らしい。

んで、御船印の発行所では「公式船印帳」も発売している。ほ、欲しいぞ船印帳……というわけで、JR両国駅から歩いてスグの両国リバーセンターにやってきた。

こちら水上バス「東京水辺(みずべ)ライン」の発着所で『第三一番社 東京水辺ライン』の御船印を発行している。よーし、さっそくゲットすっぞ!

「公式船印帳(1980円)」と「東京水辺ラインの御船印(300円)」は水上バス待合所で購入可能。東京水辺ラインを利用した記念に御船印をいただくのも良し、御船印のみをいただくのも良し。旅行需要の喚起はもちろん、発着港の経済活性化も狙いだからだ。

ちなみに東京水辺ラインの御船印は、プリント版で赤・青の2種類。私は「青」を選んだぞ。受付の方に日付を記入してもらったら……よしゃあああああ

無事、公式船印帳と御船印をゲット。うーむ、なかなか良い。もっと集めたくなるな。なお、御船印プロジェクト事務局によると、今後、多くの地域や参加社をめぐった人を表彰する「御船印マスター制度」が設けられるらしい。

つまり、集めた御船印の数に応じて「一等航海士」や「船長」などの認定証が有料発行されるそうだ……なるほどなるほど、こうなったら船長を目指すしかなさそうだな

また、夏頃には『地球の歩き方』から御船印プロジェクトの公式ガイドブックも販売されるそうなので、今後さらに船旅が注目を集めるだろう。もともと船が好きな方はもちろんだが、御船印プロジェクトに少しでも興味のある方は、私と一緒に船長を目指そうではないか!

参考リンク:御船印めぐりプロジェクト事務局
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.