大変なことになった。立ち食いそばチェーン『ゆで太郎』の池田社長&太田室長が富士そばにブチギレたのである。特に太田室長の狂犬っぷりが凄まじかったことは以前の記事でお伝えした通り。戦争が始まる……。
いや、今ならまだ当事者が謝ればなんとかなるかもしれない。そこで、ことの発端である富士そば代々木八幡店の柳田店長にゆで太郎がブチギレていることを報告してみよう! 戦争を止めるために!!
・これまでのあらすじ
このゆで太郎と富士そばの因縁の始まりは2020年末にさかのぼる。当時、ゆで太郎がのり弁を販売開始したことが話題になっていた。立ち食いそばチェーンとのり弁という組み合わせが珍しかったのである。
一方、富士そば代々木八幡店も2021年2月1日にのり弁を販売開始。これが完膚なきまでにゆで太郎のパクリだったことが本サイトの取材により判明する。
以前の記事で発案者・代々木八幡店店長の柳田氏が「テレビを見てパクりました」とハッキリ証言したのだ。そこでゆで太郎の池田社長と太田室長に報告したところ、「シバいたろか」とブチギレ。戦争待ったなし状態に突入してしまったのである。
しかし、そもそものり弁の元祖がほっかほっか亭であることを考えると、この戦いはまさに仁義なき戦い。不毛な争いは止めなければならない。というわけで、私は富士そば代々木八幡店にやって来た。
・事務所から出てきた柳田氏を直撃
スタッフルーム前で張り込んでいると、エプロン左胸の名札に「柳田」と書かれた男性の姿が。のり弁をパクッた張本人の店長・柳田氏である。そこでスタッフルームから出てきた柳田氏を直撃。
──のり弁をパクッたことについてゆで太郎がブチギレていますが……
柳田氏「ニュースで見ました」
──何かコメントはありますか?
柳田氏「そうですね。ひとこと言うならば……」
──ひとこと言うなら……?
柳田氏「そんなの関係ねぇ」
──え?
柳田氏「かかってこいやァァァアアア!」
──ちょ、
柳田氏「ヒャッハーーーーー!!」
──猛然と券売機を開けたかと思うと、狂ったようにボタンを入れ替えだす柳田氏。何コレ怖い。いきなりどうしたん?
柳田氏「のり弁祭りじゃーーーーーー!!」
嘘だろ、のり弁しか買えねェェェエエエ!
・ヤングライオン
代々木八幡店の券売機のボタンが全部のり弁になってしまった。完全に臨戦態勢である。しかし、店長と言えど、勝手にのり弁専門店にして良いものなのだろうか? と、思っていたところ……
ゴリゴリに怒られた。
というわけで、券売機のボタンは元に戻ったが、ゆで太郎を迎え撃つ気満々の柳田氏。ヤングライオンの闘魂は燃え盛る一方である。この仁義なき戦いの行きつく先はどこなのか? 引き続き息をのんで見守りたい。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.