突然だが、あなたは回転寿司でレーンを回っている皿を取るだろうか? 私(中澤)は、ごく稀にしか取らない。ほとんど注文である。
スシローだと、タッチパネルばかり見てレーンの状況はほぼスルー。そのため今まで気づかなかったのかもしれないが、ある日、レーンに思いもよらないものが流れているのを発見した。
・レーンに流れてきたパネル
スシローのレーンはネタ以外にパネルが流れている。そのパネルには、新ネタやオススメネタ、または、新しいキャンペーンの告知などが書かれているのは知っていた。
知っているから、今までよく見てなかったわけだが、ある日、流れてきたパネルにはそのどれとも違う情報が載っていた。そのパネルにはこう書かれていたのである。
通の食べ方と。
・やってみる
パネルは鯛についてのものだったのだが、言うならば、これはスシロー公式がオススメするスシローメニューのレシピと言えるのではないだろうか。そこでパネルに書いてある通りにやってみることにした。まずは、準備としてレーンを流れている塩子袋を確保。
鯛を注文したら……
塩と抹茶をかける。
以上だ。確かに、ちょっと良い天ぷら屋とかだと、鯛の天ぷらを抹茶塩で食べたりもするかもしれない。しかし、スシローで再現しようという発想はなかった。寿司の鯛でも抹茶塩はいけるんだろうか? 食べてみたところ……
激ウマ! というほどではないが、抹茶塩の苦辛さが鯛の味を引き締めて、より素材の食感と風味が鮮烈に感じられた。ただし、粉末抹茶のホロホロした舌触りで若干乾いてる感じが出る。この舌触りと酢飯のコンビネーションの良し悪しは好みかなあ。
・研究の余地ありそう
抹茶は少なめの方が良いかもしれない。あと、同時にかけるのではなく、一度皿で混ぜてかけると、濃度が均一化され抹茶塩に近づくかも。配合具合も研究の余地がありそうだ。
お金をかけずに味の変化を楽しめるこのレシピ。スシローならではな、庶民的だが、ちょっと雅な気分を味わえる食べ方だと思った。醤油や塩のみで食べるのに飽きたら、好みの配合を研究してみるのも良いかもしれない。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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