2020年6月、沖縄発祥のステーキチェーン「やっぱりステーキ」が東京進出を果たした。実はその3カ月後に、大阪発祥のステーキチェーンが東京進出を果たしていたのである。そのチェーンとは、現在急速に店舗を拡大している「ステーキリバーべ」だ。
「いきなり! ステーキ」が店舗数を減らしている中での東京進出。これは完全に覇権を獲りに来ているのではないか? 一体どんなお店なのか、実際に利用してみた!
・情熱ホルモンの運営会社
お店を運営しているのは、大阪に本社を置く「五苑マルシングループ」である。この名前に聞き覚えがなくても「情熱ホルモン」といえばわかる人もいるだろう。全国的に店舗を展開している焼肉店だ。その運営元が仕掛けるステーキ店がリバーべである。
1号店は大阪・池田市に2020年8月にオープン。4号店を埼玉・川口市に誕生させ、瞬く間に10店舗以上を開店させている。今回紹介する池袋店は9月7日にJR池袋駅西口にできたばかりだ。店前の看板を見ると、1カ月ちょいの間に7店舗も開店したことが分かる。まさに怒涛!
・いきなりと同等の価格
店に入ると、ごく普通のステーキ店だ。看板メニューはミスジステーキ、150グラムで税別880円。450グラム(1ポンド)なら税別1980円となっている。「いきなり! ステーキ」と比べるとほぼ同等の価格設定だ。今回はミスジステーキの450グラムを食べてみることにした。
ステーキメニューにはすべてみそ汁とサラダ、それからおかわり無料のライスが付いている。このあたりは他のチェーンと変わらない。
ひとつヨソと違ったのは焼き石だ。鉄板とは別で焼き石が出てきたのにはちょっと驚いた。これはおそらく450グラムの肉の乗った鉄板に焼き石が乗らなかったため、別で出されたのだと思う。ちなみに石を交換する際にも、この形で石だけが出てきた。
そしてステーキの登場! ほほ~、なかなか良いではないか!!
付け合わせはコーンとインゲン。先に挙げた焼き石を除けば、これといって見た目に特徴らしいものは見当たらない。
肉は表面だけを焼いたレア状態で提供される。これをカットして、焼き石で自分の好みの焼き加減に仕上げるのだ。
卓上にはオリジナルのステーキソースや塩、ポン酢などが置かれており、焼き上げたステーキを好きな味でいただく。肉質は柔らかであっさりとした食感。うん、味は他のチェーンに引けを取らないクオリティだと思う。
・まとめ
正直なところ、「いきなり! ステーキ」や「やっぱりステーキ」「ステーキ屋松」と比べて肉やメニューにそこまで大きな違いは無いように感じたが、お店に “勢い” のようなものがあった。活気があると言ってもいいかもしれない。店の規模に比べてスタッフの人数は多く、店に入って出るまでの間にスタッフの元気な声が響いていた。それだけでも行って良かったように思う。
はたして今後、ステーキリバーべはさらに店舗を拡大していくのだろうか? これからに期待したい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ステーキリバーべ 池袋店
住所 東京都豊島区西池袋1丁目33-1 B1F
時間 11:30~23:00
参考リンク:ステーキリバーべ、いきなり! ステーキ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24