夏らしいイベントが何もないまま7月と8月が終わり、気付いたらもう9月である。このまま秋になっちゃうのかなぁ……と思っていた本日2020年9月3日、新潟県で40℃という狂気の最高気温が観測されてしまった。いやそういう夏らしさは求めてねぇから……!
tenki.jpによると、9月に40℃台を記録するのは観測史上初めてとのこと。その背景には、どうやら日本海を北上する台風9号「メイサーク」の影響があるようだ。激しい雨は降るわ9月なのに40℃になるわ、マジでメイワークなヤツである。
・余裕の体温超え
9月になったからと言って急激に気温が下がるワケではないが、何となく暑さのピークは8月というイメージが一般的にはあると思う。ところが。気象庁の発表によれば、本日9月3日の新潟県三条市の最高気温はまさかの40.4℃……!! 胎内市においても40.0℃という大台を記録してしまったのだ(14時40分時点)。
先月17日、静岡県浜松市においてこれまでの国内最高気温に並ぶ41.1度を観測し話題になったことは記憶に新しいが、まさか9月になって40℃を突破するなんて誰が想像しただろう? 油断させておいて背後からグサッ! これが「メイサーク」のやり方なのか。
・40℃超えの理由
と言っても、別に「メイサーク」が直接新潟に手を下したワケではない。ウェザーニュースによるとこれは、日本海側で台風9号に向かって吹く風が山越えとなり、フェーン現象が発生したことが影響しているようである。
つまり北上する「メイサーク」に向かって吹く南からの風が山にぶつかることで、風上の太平洋側よりも風下の日本海側の方が気温がグッと高くなっているのだ。よく分からなかったら各自「フェーン現象」でググってくれよな!
・台風に警戒を
新潟以外でも山形、石川、富山、秋田などで38~39℃台を観測しているため注意が必要だろう。すでに報じられている通り、台風10号「ハイシェン」もまた勢力を増しながら日本の南を北上中である。今まで大人しかった分、今月は台風が大暴れするかもしれない……。