“カセイフ” と聞けば、ドアの陰から覗くごっこをしたくなる「見た!」世代である。それはさておき。2020年8月現在、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』が放送中。バリキャリの主人公・メイと、家事のスペシャリスト・ナギさんの物語だ。

ストーリーの面白さはもちろん、注目すべきはナギさんの料理。どれもこれも美味しそうで「ウチにも作りに来て~!」と言いたくなること必至なのだ。今回はそんな中から “豚キムほうれん草の辛鍋” を作ってみることにする。レッツクッキング~! 

・漫画も面白いよ

四ツ原フリコさんによる漫画『家政夫のナギサさん』をもととする、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』。漫画とドラマとでは異なる箇所が少なからずあるので、個人的には両方に目を通すことをススメたい。

ここではドラマに基づきながら、話を進めていくことにしよう。仕事をバリバリこなす頑張り屋の主人公・メイであるが、苦手なことがある。それは家事。そこで、スーパー家政夫・ナギさんに家事を一任するという流れだ。

“豚キムほうれん草の辛鍋” が登場するのは、第6話。主人公の家族と、ナギさんとで食べたメニューだ。詳しい作り方はドラマの公式インスタグラムにアップされていたので、そちらを見ながら作っていくことにするぞ。

【材料】

豚肩ロース切り落とし肉:250g
キムチ:200g
ニンニク:2片
ショウガ:1片
絹ごし豆腐:1丁
ホウレン草:1束
ごま油:大さじ2分の1
鶏がらスープの素:大さじ1
味噌:大さじ1
白ねりごま:大さじ2
薄口しょうゆ:大さじ1
塩:適量
黒コショウ:適量
酒:適量

【作り方】

1. 豚肉は食べやすい大きさに切って、塩コショウをする。

2. フライパンにごま油を熱し、1を炒める。豚肉に半分ほど火が通ったら、薄切りしたニンニク1片を加えて炒める。

3. 続けてキムチ、酒を大さじ1ほど入れる。キムチがなじんだら、火を止める。

4. 絹ごし豆腐を食べやすい大きさに切る。ほうれん草もザクッと切っておく。鍋に水1000㏄・鶏がらスープの素・味噌・酒(大さじ1くらい)を入れて煮立たせる。

5. 煮立ったら、白ねりごま・薄口しょうゆ・すりおろしニンニク(1片)・すりおろしショウガを入れる。

6. 再び煮立ったら3を好きなだけ入れる。絹ごし豆腐も加える。

7. 豆腐が温まったかなというところで、ホウレン草を入れて完成。

・ポイントは白ねりごまペースト

要するにまずは豚肉のキムチ炒めを作って、それを鍋に入れるといった感じだ。ドラマの公式インスタレシピでは、作り方 “3” で完成した豚肉キムチ炒めは2人分としている。その後鍋に入れるのは、1人分で良いそうだ。

記者はたっぷり肉を食べたいと思い、レシピを無視して2人分をドバっと入れた。個人的にはちょうど良い量になったと感じたので、そのあたりは好みで調節してほしい。

正直、食べる前は「夏場に鍋もなんだかなあ」だったが、口に入れた瞬間箸が止まらなくなったことを報告しておこう。出汁がとにかく効いていて、濃厚でウマい! 豚肉キムチを鍋にそのままドボンする発想がまず面白いし、豚キムチと白ねりごまの相性が絶妙だ。

ニンニクやショウガと混ぜた、この白ねりごまペーストはかなり万能であると感じる。焼いた肉にかける、などしても美味しいに違いない。これは使えるぞ……!! 

鍋に残ったスープに、ご飯とピザ用チーズ、卵を加えればリゾットにもなるとのこと。うどんなどの麺類を入れても絶対に合う。最後の最後まで楽しめるところは、鍋の醍醐味だな。

見て楽しいだけじゃなく、日々の食卓が豊かになる『家政夫のナギサさん』。なんとありがたい番組だろうか。今後もナギさんの作り出す料理を楽しみにしつつ、積極的に我が家のメニューに取り入れていきたい所存である。

参照元:Instagram @watanagi_tbs
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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▼原作『家政夫のナギサさん』の作者、四ツ原フリコさんのツイートもドラマと併せてどうぞ