ワタミグループが運営するステーキレストラン「カタマリ肉ステーキ & サラダバー にくスタ」を知っているだろうか? 関東に3店舗しか存在しないので、おそらくあまり知られていないと思う。
そのにくスタにスゴイ肉があるんだよ! 骨付き肉「トマホークステーキ」だ。肉好きにオススメしたい! ただし1人で注文する時は要注意だ。サイズのデカい肉に当たると食いきれないぞ!
・関東に3店舗
お店は現在(2020年8月)、東京の府中若松店・羽田大鳥居店、そして埼玉の上尾店の3店舗しかない。以前、蒲田にも店舗があったのだが、そのお店は系列の焼肉店にリニューアルしてしまった。この3店舗で出会える “夢” の肉メニューがトマホークステーキである。価格は1グラム6円(税別)。その日に入荷している肉のサイズによって販売価格は異なる。たとえば800グラムなら税別4800円。1キロなら税別6000円といった具合だ。
府中若松店を訪問した私(佐藤)は、もちろんトマホークを注文することにした。「800グラムくらいなら楽勝だな。1キロでも許容範囲」なんて考えていたら、その考えは甘かった!
この日はトマホークの在庫が1本しかなかったのだ。そのサイズが……、なんと1684グラムだったのだ! 今日はあきらめてランチを食べて帰ろうか……。それとも気合い入れて大食いにチャレンジするか……。5分考えた後、注文する決意を固めた。総重量には骨の重さも入っているという。肉部分だけならなんとかなるかも……。
・1684グラムの巨大トマホーク!
焼き時間は15分程度かかるとのこと。サラダ・ドリンクバーを利用できる「にくスタセット(税別490円)」を注文しておいたので、サラダを食べて待っていると、いきなり店内に鐘の音が響いた。その音が次第に近くなり、ワゴンを引いたスタッフが私のテーブルの前に止まった。
「お待たせしました。トマホークステーキです!」といって置いた鉄板の上には、想像をはるかに超えるデカさの肉塊があらわれた!
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なんじゃこりゃーーー! 1.6キロの肉、デカすぎる!!
こんな骨付き肉、見たことがない。
私のiPhoneSEと比較すると、肉のデカさが際立つ。面積だけならSE4台分に匹敵するだろうか……。
・1人ステーキ焼肉状態
ここのステーキは、カットして鉄板上にある焼き台(ペレット)で加熱して食べるスタイルだ。肉を切るとその厚さに驚愕! 4センチはあるんじゃないの!? 一般的なステーキって厚くても2センチ程度だと思うんだけど、これはその倍! 今まで見てきた肉のなかで1番分厚いかも!
くーーっ! 画になる、実に画になるなあ。飴色に焼けた肉の表面、そしてほのかに赤身のさした肉の断面。この2色はこの世でもっとも美しい色合わせの1つだ。
見て楽しむのは最初だけだ。とにかく食わねば! 食べ始めたらかなり忙しくなってしまった。というのも、カットしては焼き台で焼き、またカットして焼く。それをひたすら1人でやらなくてはならない。まるで「1人ステーキ焼肉状態」。焼き台の上は肉で渋滞する始末だ。
脂身はお腹に負担がかかりそうだったので、赤身を中心に食べ進めていった。肉質は柔らかく食感はかなり淡泊だ。クセが少なく、ステーキソースなしでも肉の味がしっかりしている。これはもしかして完食行けるかも?
・事前に電話確認を
ゆっくりとしたペースで1時間食べ続けたが、これ以上はヤバいというところまで来てしまった。骨と骨まわりの脂身、それにカットした赤身(約150グラム)を残して完食を断念した。もう少し、サイズの小さい肉の在庫があれば……。とはいえ、頼んだ以上は完食すべきだった。
会計時にお店の方に残したことをお詫びすると、「お盆中に在庫がはけてしまって、この肉しか残ってなかったんですよね。皆さん食べやすいサイズからオーダーされるもので」と教えてくれた。「次は食べられるサイズをオーダーします」とお伝えして店を後にした。私のように1人で挑戦すると、敗北を喫する可能性があるので要注意だ。
なお、トマホークステーキは府中若松店のほか、羽田大鳥居店、上尾店でも提供している。ただし在庫状況によっては品切れの場合があるので、食べたい人はあらかじめお店に電話をして、肉の在庫を確かめたうえで予約することをオススメする。
・今回訪問した店舗の情報
店名 カタマリ肉 & サラダバー にくスタ 府中若松店
住所 東京都府中市若松町1-24-3
時間 11:00~22:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24