今や生活に欠かせない、音楽ストリーミングサービス。さまざまなサービスがあるが、記者は “Spotify(スポティファイ)” を活用している。利用のし易さは言うまでもなく、Spotifyはオリジナル広告が面白いのだ。むしろ、広告を聞きたいがためにSpotifyを利用しているところさえある。
あの手この手で繰り出される広告。「なるほど、そうくるか!」と膝を打つこともしばしばだ。そんな中、かねてより不思議に思っていたのが男女が登場するアノ広告だ。あそこに出て来る女の子たち、優しすぎない……?
・魅力的な広告
同サービスのプレミアム(有料)会員になれば、広告による中断はないらしい。そのように毎度、広告内で言うのでそうなのだろう。記者も散々サービスを活用させていただいているので、有料会員になりたいところではある。しかしそうすると、広告が聞けなくなるとあらば考えてしまう。
あの面白い広告は、同サービスの魅力の一つであるので、有料になってもガンガン差し込むべきだと個人的には思うのだ。まあ、それはさて置きである。件(くだん)の男女が登場する広告について、ご存じない方もいらっしゃることだろう。
記者もわざわざメモしている訳ではないので、一字一句正確にとはいかないが、だいたいこんな内容だよというのを以下に記す。まずは読んでみてほしい。
男・ゆきちゃん
女・たかしくん
男・なんかドキドキするね
女・うん……
たかし母・母さん昼寝するねー(大声)
男・なんだよぉ、はーい。……ごめんね
女・大丈夫
男・ゆきちゃん
女・たかしくん
母・やっぱ眠くないわー(大声)
男・もおおおー流れが途切れると盛り上がれないから。Spotifyプレミアムなら広告はありません~♪
・聖母ゆきちゃん
ざっとこんな感じである。若干、ゆきちゃんとたかしくんにイラっとすることは認めよう。親御さんもいる空間で、なにイチャついとんねんと思わないではない。外でやれ外で。
しかし、その点については一旦脇に置き、ゆきちゃんの発言に注目したい。何度かたかし母に邪魔をされるものの、そんなことは意にも介さないのがゆきちゃんだ。それどころか「大丈夫」と、おそらく語尾にハートが付いているであろう、甘い声でたかしを包み込むのだ。
普通であれば、もう家を出ようだとか、また日を改めようとか、ひどい場合は面倒になって帰るというパターンもあり得るだろう。しかし、このゆきちゃんの我慢強さときたらどうだ。聖母レベルに優しいではないか!
もしかして、たかし家はすんごい金持ちであり、先を見据えたゆきちゃんはこの家の財産を狙っているのかもしれない。薄汚れた大人になってしまった記者の脳裏には、ふとそんなことがよぎるが、それは勘繰りすぎというものだろう。
なぜならば驚くべきことに、この現象はゆきちゃんに限ったことではないのだ。同サービスユーザーならばわかるだろう。ヨシダくんが女の子に告白しそうでしない、あの広告に登場する女子もそのひとりだと考える。
詳しいことが気になる人は、Spotifyでそのほかの広告をじっくり聞いてほしい。というか、聞いてくれ。「今後はゆきちゃん先輩をはじめSpotify世界の女性陣を見習い、少しは周囲に優しく生きていきたいものだな」とそんなことを思ったりしちゃうこと必至だぞ。
参考リンク・Screenshot:Spotify
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.