西武鉄道は2020年7月14日から、志村けんさんの功績をたたえて、東村山駅(国分寺線)の発車メロディを『東村山音頭』に変更した。短いメロディではあるが、あの旋律が流れると笑顔になれる気がする。地元のPRに貢献しただけでなく、あの曲を笑いに変えた志村さんの功績は大きい。
さて、そんな発車メロディを聞きに行く機会があったら、駅を降りて「和菓子処 一風柳 餅萬」を訪ねてみて欲しい。そこでは、志村さんのギャグ「だいじょぶだぁ」と「だっふんだ」にちなんだ和菓子を販売している。駅の西口を出て少し歩くと、すぐにお店を見つけられるはずだ。
・饅頭、どら焼き、最中
「だいじょぶだぁ」は、TBS系で放送された『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』のなかで生まれ、のちにフジテレビで志村さんの冠番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』へと引き継がれていくことになる、定番ギャグのひとつだ。そして「だっふんだ」は変なおじさんのオチの言葉として使われ、同じく志村さんを象徴する言葉として定着している。
それらのギャグにちなんで販売されている和菓子は、饅頭・どら焼き・最中。饅頭とどら焼きは小倉餡とうぐいす餡の2種類で、最中は求肥入り小倉餡の「だいじょぶだァー最中」のみだ。ちなみに、餅萬の和菓子では「だいじょぶだァー」「だっふんだァー」と若干語尾を伸ばすような形でアレンジされている。
3種をすべて買って帰ろうと思ったが、この日は最中のみ品切れ。仕方なく、饅頭とどら焼きだけを買うことにした。なお、価格は饅頭が5個入り(3個小倉、2個うぐいす)税込750円で、どら焼きはいずれの餡も1個税込180円。
・表面には焼印が施されている
持ち帰って食べることに。外装をあけて饅頭を取り出してみると、ラッピングには、だいじょぶだァー・だっふんだァーがそれぞれ記されている。
饅頭の表面には焼き印。丸い饅頭の文字が可愛らしく見える。
半割にしたら、どちらも薄皮のなかに餡子がぎっしりと詰まっている。
どら焼きは皮に黒砂糖を使用しているそうだ。キレイな茶色の皮の上にも、しっかりと焼印が施されている。こちらも中には餡子がぎっしり。
それにしても、東村山駅の発車メロディはいつまで続くのだろうか? できれば、この先もずっとずっと、東村山音頭のままにしておいて欲しい。だいじょぶだァー饅頭を携えてホームに立ち、あのメロディに見送られながら駅を離れる。そんな景色も含めて、東村山の名物になるといい。
なお、饅頭は通販にも対応しているようなので、気になる方はお店のホームページを確認して欲しい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 和菓子処 一風柳 餅萬 西口本店
住所 東京都東村山市野口町1-17-3
時間 9:00~18:30
定休日 元日
参考リンク:和菓子処 一風柳 餅萬
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24