マスクが手放せない世の中になってから初めての夏本番がやってくる。少しでも快適な生活を求める一方、誰もが手探り状態だけにどれが “正解のマスク” なのか実際に使ってみないと分からない。いい例がユニクロのエアリズムマスクで、名前こそ涼しそうではあるも実際のところ「快適さは別」であった。

とはいえ、有名どころのマスクは即完売。抽選をくぐり抜けないと手に入らない商品は多いが、なんとこの度「スーツのAOKI」の狭き門を突破! 運良くクールマスクをゲットすることができたので使用感をお伝えしよう。

・商品の詳細

購入したAOKIの「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」は20枚入りで税抜4000円。現在も購入ルートは抽選のみ。8月上旬までは定期的にHP上で抽選販売の予定が入っている。その特徴をざっと書き出すと以下の通りだ。

・蒸れにくく肌にやさしいストレッチジャージ生地を使用
・ダブル抗菌加工(外層・内層が抗菌加工済み)
・ファンデーションなど、化粧汚れがつきにくい
・抗菌加工は30回洗濯しても持続
・日本人の顔に合わせた立体縫製
・UVカット


などなど。なお、素材は外層ポリエステル100%、内層はポリエステル65%・コットン35%。色は白のみで製造はベトナムだった。


・サイズは1つのみ

そしてサイズは1種類のみで統一されている。そうだとしたらキツい人も出てくるんじゃないのか……と思うところだが、AOKIのホームページ上に以下のような文がある。


「マスク販売当初、マスク不足の中、可能な限り短期間で多くの方のお手元に届けられるように1サイズのみの展開とさせていただきました。女性をはじめ、多くの皆様より、使いやすいとのお喜びのお声をいただいております一方で、やや小ぶりだというお声もいただいております。

今後お客様のお声を真摯に受け止めまして、より多くの方にご活用いただけますよう、改定版の企画を予定しております。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」


やや小ぶりの声もあると聞くと顔面サイズのデカい私は不安しかないが、小ぶりは小ぶりでもどれほど小ぶりなのだろうか。実際に装着してみるとしよう。

・耳がギリギリ

手に持った感じはそこらへんのマスクとなんら変わらず。言われてみれば「ちょっと小さいかな〜」程度で極小という印象はない。

つけてみたら顔面サイズのデカい私でも、鼻から口まで一応覆われた。肝心の肌触りは気持ちいいし、がっつりシャットアウトされているような感じで防御性能が高そうだ……!


と思いきや!!


いかんせん私のデカい顔が完全勝利していて耳が痛い。そう、ヒモの部分が「ピィーン」とギリギリまで伸びた状態で装着しているため、どうしてもキツさを感じてしまうのである。次第に慣れていく部分はあったものの、もう少しゆとりがあると嬉しかったというのが正直な感想だ。

まぁこれは事前に言われていることだし仕方ない。女性なら大丈夫な人が多いだろうが、男性はわりとキツく感じる……人生で一度でも「顔デカい」と言われたことがあるならば、今は焦らずにサイズの大きい新作を待つ方がいいかもしれない。


・クール感はどう?

ではクールマスクの実力はどうなのか。息をしたらヒヤッとするのがクールマスクの特徴で、国産の「西川のクールマスク 」のように快適なものも増えてきた。その点、AOKIはというと……

私の顔面サイズだとガッツリ固定されていることで、どうしても苦しさがあった。また、クールという名がついているも、ヒヤッとするのは気持ち程度。どちらかといえばホールド感の方が強いため、夏本番の暑さに対応するというよりは室内で使うマスクだと感じた。その分、防御は鉄壁に思えたが……。


以上が個人的なAOKIのクールマスクの感想だ。まだまだだと思うところはあったが、冒頭でお伝えしたように今は誰もが手探り状態で企業もそう。これから夏本番を迎えるにあたり、より快適なグッズが登場することを願いたい。

参照元:AOKI
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.