その4文字を見ただけで悲鳴を上げる人も多いだろう。なるべく私も書きたくない。よってこの記事の前半部分は、奴らのことを「G」と称させていただく。

何のことかは、おわかりだろう。暑くてジメジメした今の季節にカサカサと出てくるアイツらのこと。そして、今回とりあげる商品は、ダイソーで売っていた「Gホイホイ」的な商品なのだが……(※伏せ字、ここで終了

最近のホイホイ的な商品ってのは……

こんな外観になってるの〜っ!?


商品名は『強力ゴキブリとり』で、5セットも入っていながら価格は100円。パッケージに描かれているイラストが「リアルすぎない」のも好印象。

思い返せば、いわゆる「Gホイホイ的な商品」というものは、箱の時点で恐ろしい。緑の箱に、狂気に満ちた「ホイホイの家」が描かれているのだ。

屋根が赤で、壁面は黄色、窓もあって、庭もあって……と平和的なのに、屋内の床は粘着シートになっていて、迷い込むのは主にゴキブリ。そして一歩でも踏み込めば……だなんて、いろいろな意味で「恐怖の館」である。


その一方、今回の『強力ゴキブリとり』のデザインは、パッケージに「インテリアになじむ」「木目柄で目立たない!」と書いてある通り、実にオシャレな外観をしている。ハイセンスなゴキブリたちが「ここ、よくね?」と遊びに来そうな雰囲気だ。


これなら部屋に置いておいても、


目立た……


な……


…………。


うむ。確かに目立たないかもしれない。インテリアにもなじむかもしれない。なので、今までの「赤い屋根の家」がダメな人なら、これを導入する意味はあるかと思う。日本製で100円で5セットだなんて圧倒的に安いし。


しかし……


正直言おう。私は、やっぱりダメだった。これには自分でもビックリした。木目調になっているし、インテリアに馴染むかもしれないけれど、どうも “この家のデザイン” が私はダメみたいなのである。

木目調になろうが、迷彩カラーになろうが、どんなテクスチャを貼ろうとも、あの「ホイホイ式デザイン」に心の底で恐怖を覚えているようなのだ。

それはまるで、「ゴキブリ」という文字や姿や動きに対し、DNAレベルで嫌悪感を抱いてしまうのと同じように、私はあのデザインの「家」に対しても底知れぬ嫌悪感を抱いてしまうっぽい。


さらに!


木目の一部が……

小さいゴキブリに見えてしまったりも……。一度気になったらもうダメ。ホイホイ的な商品は、どんなデザインであろうとも私には無理! ということで、我が家は「コンバット」とか「ブラックキャップ」で自衛したい。できることならヤツらと出会うことなく、この夏を終えたいと思っている。


Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24