本日6月12日はロシアの日。30年前の今日、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国で国家主権宣言が採択されたことを記念してのもので、言うならばロシアの独立記念日だ。

だが、私(中澤)にとってもっと重要なことがある。それはこの日が能美クドリャフカの誕生日であるということだ。能美クドリャフカとは何者か? 以下に説明していきたい。

・ただの天使

能美クドリャフカを説明しようとした時「天使」というワードは避けて通れないだろう。ギャルゲー『リトルバスターズ!』のヒロインの1人だが、その天使度は本作どころかフィクション史上最高と言っても過言ではない。クド可愛いよクド。

何より美しいのは、厳しめの生い立ちに屈さないその精神だ。時おり見せる外見に似合わない苦悩の表情と、真っすぐに向き合う頑張り屋なところがビジュアル以上に天使なのである。

ギャルゲーに登場する外国人美少女はそういうタイプが多い。そこで、私がクド並に愛しているギャルゲー外国人美少女を以下に発表します!


・『家族計画』王 春花(ウォン チュンファ)

最もメインとなるヒロインが中国人密入国者である『家族計画』。それだけに本作のメインシナリオが、そのまま春花の物語とも言える。舞台は新宿歌舞伎町で、密入国者がヒロインって時点で穏やかな内容になるわけがないのだが、想像通り春花のシナリオはかなり悲惨。

そんな中でも花が咲いたように笑う春花に、内面の強さを感じずにいられない。リストラ中年や自殺願望の女性など、社会のはみ出し者がかりそめの家族を作る本作。社会にどことなく居心地の悪さを感じている人は涙なしにプレイできないだろう。


・『車輪の国、向日葵の少女』まな

メインヒロインではなく脇役なのだが、『車輪の国、向日葵の少女』をプレイした人で、まなで泣かなかった人はいないのではないだろうか? その天使度はクドにも匹敵し、特にメインで絡んでくる三ツ廣さちのエンディングでは鳥肌が止まらず、嗚咽さえ漏らした。

本作はギャルゲーだが、ラスボスのオッサン法月将臣や友達の磯野しかり、何かと美少女以外の部分がエモイ。きっとギャルゲーが好きじゃなくともシナリオにはやられると思う。まごうことなき名作だ。


──勢い余ってギャルゲー紹介をしてしまったが、私と同じように能美クドリャフカを愛する者ならば、感じるところがあるはず。ちなみに、今年2020年は、クドスピンオフの『クドわふたー』が発売されて10年目。9月には劇場版アニメの公開が告知されている。

2019年5月から作品の音沙汰がない上、新型コロナ騒動もあるので、本当に公開されるのかは現状謎だが、いち能美クドリャフカファンとして、まずは誕生日を盛大に祝いたい。クドおめでとー!

参照元:VISUAL ARTS / key
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.