新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、さらなる感染が懸念される都市では緊急事態宣言が発出され、東京都などでは休業要請が出されている。飲食店は経営存続が危ぶまれており、接客を伴うバーやスナック、そして営業時間を短縮している居酒屋などは窮地に立たされている状況だ。

そんなお店に対して、事態の収束後の来店のために “事前にボトルキープできる” サービス「BottleKeep Tokyo」が登場した。東京都だけでなく、他の地域のお店も掲載されている。手数料無料で、なおかつ店舗の掲載無料。ボトルキープを通じて、お店とお店を応援したい人をつなぐ画期的なサービスである。

・応援ボトルキープ

このサービスは、IT関連の開発事業を行う「スパイスファクトリー株式会社」が手掛けたものだ。ITがメインの事業であるため、サイトの利用者がボトルのキープをしても、お店から販売手数料を取ることなく運営を行うそうだ。


実際にサイトにアクセスすると、現在は東京・千葉・福岡の計7店舗が掲載されている。そのうちから、私(佐藤)が将来的に利用しやすそうな、歌舞伎町の1店舗を選んだ。「応援ボトルキープメニュー」の内容は店舗によって、さまざまだ。ボトルキープのお店もあれば、サービスチケットを記載しているお店もある。


ボトルキープを行う場合、サイト上で決済を行わない。申し込みフォームから店舗に購入の意志を伝え、追って受け取る返信メールで振込先が届くという仕組みだ。


購入希望ボトルを選び、必要事項を記入して最後に「申し込む」ボタンを押す。


すると、自動返信メールでボトルキープの内容確認と共に、振込口座番号が届くので、指定口座に購入金額を振り込むこととなる。


・無料で店舗を掲載

このサービスに店舗の情報を記載して欲しいお店は、サイトのトップ画面の「無料掲載リクエスト」から進む。



フォームに必要事項を記入して、最後に同社のプライバシーポリシーに同意し、「申し込む」ボタンを押す。


・注意事項

なお、店舗の掲載リクエストをする上で、以下の点に注意して頂きたい。


「※当サイト(BottleKeep Tokyo)の掲載店舗は、深夜酒類提供飲食店営業の届出をされており、かつ風俗営業法に該当せず接待遊飲営業を行わないバー・居酒屋・飲食店等のみに限らせて頂きます。何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます」(BottleKeep Tokyoより)


とのことなので、店舗の掲載をする際は注意して欲しい。なお、不明な点はスパイスファクトリー株式会社に問い合わせることをオススメする。

新型コロナウイルスの収束は、いつ訪れるかも不明だ。行きつけのお店を支援する意味で、ボトルキープをしてみてはいかがだろうか。これに限らず、先払いサービスが少しずつ稼働し始めている。将来の自分におごる感覚で、支援の輪が広がることを願う。

参照元:BottleKeep Tokyo
執筆:佐藤英典
Screenshot:BottleKeep Tokyo