今、日本は新型コロナウイルス感染拡大に際し重大な局面に立たされている。東京をはじめ各地で週末の不要不急の外出の自粛が求められており、それを実践するのが市民ができる感染拡大防止への貢献のひとつだと言えるだろう。でも……外に行けなくて暇なんだよォォォォォォ!

そんななか、ビッグニュースが飛び込んできた。不朽の名作・横山光輝版『三国志』の1~59巻が無料で公開されたのだ! ページ数にしてなんと1万2000ページ以上。コロナで外に出られない? 上等! 週末は三国志を気合いで読みつくそうぜ!

・漫画『三国志』が59巻まで無料公開

今回、公開された通称「横山三国志」。吉川英治先生の小説『三国志』をベースに、漫画界の巨匠・横山光輝先生が劉備登場から蜀漢の滅亡までを15年間の歳月をかけ魂を込めて書き上げた傑作である。

また、作品からは「ジャーンジャーン!」「げえっ」「温州蜜柑でございます」「とてもつらい」「甘寧一番乗り」など様々な名言を生まれ、ネット上でも親しまれている。そんな名作が電子書籍サイト「ebookjapan」で1~59巻が無料公開されているのだ。これは読むしかないだろう。

・1万2000ページの先に「孔明の罠」

公開ページ数は実に1万2000ページ以上。1万ページの漫画って読んだことがある? 6日間で読み切ろうと思ったら1日2000ページですよ、も~ebookjapanさん、太っ腹なのかお人が悪いのか、わかりまへんなァ!

……と、ホクホクしていたらその先に罠があった。公開されているのは59巻まで。だが『三国志』の最終巻は60巻。1冊、足りないーッ! 慌てるなと言われても、慌ててしまうだろう。1万2000ページの先に孔明の罠が控えていたのだ。人馬を蹴散らす勢いで読み進めた者だけが出会う罠が。

・十分に楽しめる

「全巻公開じゃないと読む気失せる」と思われる人もいるかもしれないが、そこは安心してほしい。三国志でよくメディア化されるドラマチックな部分はだいたい中盤くらいまでに登場する。

それに59巻の最後は「孔明の遺書」というサブタイトルがついているように結構キリの良い終わり方だ。全く問題ない。むしろ問題は最終巻の無料公開の有無ではなく、3月31日までに59巻まで読めるかどうかなのだ。怒濤の勢いで読み進める猛者はおるかー! ……まずは読んでみようぜ!

参考リンク:ebookjapan「三国志」、Twitter@ ebookjapan
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼まだ、間に合う!!!!


▼最終巻ってどんな内容だっけ? と確認したところ……孔明の死後〜三国時代終了を駆け抜ける感じ。公開されている分だけでも作品として非常に満足度は高いと思う。というか59巻まで読み尽くせるかだ

▼他にもいろいろ。しっかりスケジューリングして読み進めたい
https://twitter.com/zebrack_comic/status/1242013517781159936