タピオカブームに様々な創意工夫がなされたタピオカドリンクが大量発生してきたが、いかんせん増え過ぎたためネタ被りも多く、もはや目新しいものに出会うことはない──などと思っていた。「インフィニティタピオカ」に出会うまでは──。

とあるタピオカ屋で秘密裏に提供されている幻の裏メニュー「インフィニティタピオカ」。挑んでみたところ、狂気を感じるほど衝撃的な一杯だったのでぜひご紹介したい。

・無限を感じた

「映え」の向こう側へたどり着いたような裏メニュー「インフィニティタピオカ」は、東京・浅草橋にある「7788(ちちはは)」にあった。

「裏メニュー」なため、もちろんメニュー表には載っていない。しかし、19時以降かつタピオカが余っているときに限り「インフィニティタピオカ」を注文することが出来る。ちなみに、ほぼ毎日タピオカが余らないため、注文出来る機会はなかなかないようだ。

「インフィニティタピオカ」は通常メニューのタピオカ量をインフィニティ、つまり無限大に出来る裏メニューだそう。今回は違いを確かめるため、お店のオススメ「黒糖7788ミルクティー Lサイズ(630円・税抜)」を通常で1杯、もう1杯をインフィニティで注文した。

どんな仕上がりになるのかワクワクしながら可愛い店内で待っていると……来た〜! どちらが「インフィニティタピオカ」か尋ねずとも分かる、狂気を感じるほどのタピオカ量

氷抜きでお願いしたため、「インフィニティタピオカ」の方のカップにはみっちりとタピオカが詰まっている。可愛いハート型のカップに入っているにもかかわらず、見た目の破壊力が凄まじい

手で持ってみると、「インフィニティタピオカ」のサイズ感と異様さがジワジワと伝わってくる。しかも結構ズッシリくる。それにしても手で持って写真を撮っただけなのに、「インフィニティタピオカ」の存在感である意味最高に「映え」な仕上がりになっている。

店内にいた可愛いウサギさんのぬいぐるみと一緒に写真を撮ってみても、やっぱり「映え」る。その「映え」が果たして「インスタ映え」なのかはさておき、「インフィニティタピオカ」のインパクトは間違いないだろう。

「映え」させるのもいいが、せっかくのタピオカたちが固くならないうちに、さっそく飲んでみる。黒糖ミルクティーの味がよく、タピオカも程よい弾力かつ優しい甘みがついており美味しい! ただ、分かりきっていたことだが……

吸っても……

吸っても……

タピオカがなくならない! しかしドリンクはなくなった〜!!

後はドリンクなしで、ひたすらタピオカのみを吸い続けなければならない。ここからはタピオカと私の……いや、これは己との戦いだ。ひたすらタピオカを吸い、噛み締めていく。

程よい弾力のタピオカとはいえ、量が量なだけにアゴのトレーニングなのではと錯覚しそうになる。幸いだったのは、タピオカ自体が美味しいことだ。美味しいタピオカが折れそうな心をなんとか支えてくれる。

噛むのが大変で、もはや何かの修行なのでは? と思えるほどだったが、なんとか最後まで美味しく吸い尽くすことが出来た〜! ただ、よく噛んだせいかタピオカでお腹がいっぱいになってしまった。「インフィニティタピオカ」凄いな。

・狙い目は雨の日

実は筆者が「インフィニティタピオカ」を飲むまでに3度、19時過ぎにお店へ足を運んでは飲めず、を繰り返していた。今回、4度目の来店で初めて遭遇し、飲むことが出来たのだ。まさに幻の裏メニュー。

繰り返しになるが、「インフィニティタピオカ」は19時以降・タピオカが余っているときでなければ提供されない。しかも、店員さんの中でも「インフィニティタピオカ」を知らない人もいるらしく、いろんな要素が噛み合わないと巡り会えない。

タピオカが余ることはほとんどないようだが、雨の日は他の日と比べると余る可能性が高いようだ。「インフィニティタピオカ」に出会えるかは運となるが、気になった方はぜひ挑戦してみて欲しい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 7788(ちちはは)
住所 東京都台東区浅草橋1-9-7
営業時間 11:00〜20:00

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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