以前であれば、バレンタインは女性から男性にチョコレートを渡して思いを打ち明けるという日であった。近年は百貨店のチョコの祭典になりつつある。有名な海外ブランドや国内のショコラティエが集結して、お祭り騒ぎのような賑わいを見せているが、その会場で私(佐藤)は衝撃的な商品を発見してしまった。

チョコといえば可愛らしいものが相場だが、ピエール・エルメ・パリのとある商品はインパクト絶大! それをもらって思いを打ち明けられた相手は、きっと「ホゲーッ!」というに違いない代物であった。

・チョコと目が合った

ピエール・エルメ・パリといえば、「林先生の初耳学」(TBS系)の企画でも登場していた世界的なパティスリーだ。マカロンが有名だが、今の時期はバレンタイン向けのチョコレート商品の販売も行っている。


そこで私は目撃してしまった。ショーケースのなかにトンでもねえものがあるのを……。こっちを見てるじゃないか、9720円のチョコレートが……。


・こっちを見てる……

目が合った以上、そのまま素知らぬフリで通りすぎることができず、買って帰ってしまった。ある意味、血迷っていたのかもしれない。


縦横の長さはいずれも20センチ以上。バレンタインに贈るには少々デカすぎるかも。少なくとも義理チョコの域は完全に超えている。


フタを開けてみると……。


…………こっちを見てる…………



めっちゃ、こっちを見てるーーーッ!!!!


これを意中の相手に贈ったりしたら、相手が卒倒するだろ! いくらピエール・エルメ・パリでも、たまげて思わず「ホゲーッ!!」って叫ぶ漫画展開になるに違いない。


ちなみにコレ、公式ページの商品説明によると、「ショコラ アール プルミエ マスク ダン」というそうだ。パリの『ケ・ブランリ美術館』所蔵の古いお面で、本物を型取りして作られたのだとか。それにしてもデカい。


どこから食べたら良いのかわからないし、壊すのは何だかもったいないので、プレゼントには向かないかも。


何より、相手をビックリさせてしまう。その点、注意してバレンタインの贈り物を選びたいものだ。


参照元:ピエール・エルメ・パリ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24